古江 逆転女王へ萌寧&小祝と同組「嫌いじゃない」12日開幕、伊藤園L

[ 2021年11月12日 05:30 ]

伊藤園レディースの練習ラウンドで笑顔を見せる古江(左)と西村(撮影・西尾 大助)
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 女子ゴルフの伊藤園レディースは12日から3日間、千葉・グレートアイランド倶楽部で開催される。大会連覇と2週連続優勝を狙う古江彩佳(21=富士通)は9ホールを回って最終調整した。賞金ランクで、1位の稲見萌寧(22=都築電気)と約397万円差の2位につけており、今大会に勝てば初めてトップに立つ。女王の座を目指し、大事なティーオフを迎える。

 1年前にプレーオフを勝ち抜き、歓喜を味わった場所。古江は「接戦でプレーオフを3ホールしたのを覚えている。この辺にカップを切ってあったな、こんな感じでショットしたな、と思い出した」と感慨深げに話した。

 先週TOTOジャパンクラシックで優勝し、9月の住友生命レディース東海クラシック終了時に7248万4074円あった賞金ランク1位の稲見との差を396万8474円まで詰めた。今大会で勝てばトップに立つ。

 「凄く差があったので、縮まっていることにはびっくりしている」。4389万7868円差をひっくり返した09年の横峯さくらを上回る史上最大の逆転女王が見えてきた。残り3戦で初の戴冠を目指す21歳は「(賞金女王が)ちらつかないといえばうそになるけど、この試合に集中したい」と心境を明かす。

 初日は稲見、賞金ランク3位の小祝と回る。賞金女王を争う3人が直接対決する図式だが「真横でやっていると、頑張らないとな、と思わせてくれるので、嫌いじゃない」と歓迎し「予選通過して上位で争っていけるように頑張ります」と意気込みを口にした。

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2021年11月12日のニュース