アイスダンス村元哉中、高橋大輔組 北京切符へ運命の“3番勝負”、12日NHK杯開幕

[ 2021年11月12日 05:30 ]

公式練習に臨む村元哉中・高橋大輔組(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートのGPシリーズ第4戦NHK杯は12日、東京・国立代々木競技場で開幕する。アイスダンスで結成2年目の村元哉中(かな、28)、高橋大輔(35)組(関大KFSC)は今大会が国際大会初参戦。来年2月の北京五輪出場1枠を巡り、全日本選手権3連覇中の小松原美里(29)、尊(たける、30)組(倉敷FSC)との“3番勝負”が始まる。

 村元、高橋組の北京五輪への挑戦が始まる。コロナ禍で国内選手のみで行われ非公認大会だった、昨季NHK杯でのアイスダンスデビューから1年。公式練習に臨んだ2人は、息の合ったステップやスピンを確認。昨季から引き継いだフリー「ラ・バヤデール」の曲かけではリフトなど演技の安定感は増し、見る者をクラシックバレエの世界へといざなった。国際スケート連盟の公認記録を持たない2人の演技が、国際的な評価を受ける。

 村元「自分たちの演技をどう自信を持って見せるかに集中している」

 高橋「100%の演技をしないと結果は出てこない。どれだけ練習してきたことを出せるか。良い演技を出せれば自信になる」

 北京五輪切符を獲得できるのは日本から1組。今大会の結果は五輪選考の判断材料となる。日本のトップを走る小松原組とは今大会を皮切りに、来週のワルシャワ杯(ポーランド)、最終選考会の12月の全日本と競演が続く。今大会は3番勝負の初戦となり、全日本の前哨戦。今大会は海外勢を相手に戦うが、日本のカップルにも負けられない。

 自信は深まっている。スケーティング技術を磨き上げ、9月にフロリダのローカル大会では、参考記録ながら合計の自己ベストを60点以上伸ばした。「それを自信に変えて、国際試合でも少しでも近づけるように」と村元。まずは12日のリズムダンスで「ソーラン節&琴」を舞う。高橋は「練習してきたことを十分に出して、この試合を楽しみたい」。力を蓄えた2人が、いよいよ勝負の銀盤に立つ。

 《小松原組「やること変わらない」》昨季の世界選手権19位で五輪1枠を確保した夫婦の小松原組は、第一人者としてのプライドがある。第1戦スケートアメリカ後にフリーダンス「SAYURI」では歌舞伎役者・片岡孝太郎に再び指導を受け自信を深めた。練習中に高橋のシングル時代の映像が目に入ったという美里だが「自分たちのやることは変わらない」と強調。尊も「日本のアイスダンスを上げるために2組とも頑張っているので、日本の皆さんの前でいい演技を出せれば」と意気込んだ。

 ▽アイスダンス リフト、スピン、ステップなどのスケーティング技術と表現力で競う。ペア競技と違い、ジャンプはない。男性が女性を持ち上げる「ダンスリフト」が見せ場。リズムダンスは課題のリズムを滑り、今季は「ストリートダンス・リズム」。フリーダンスは音楽を自由に選ぶ。日本の五輪最高順位は06年トリノの渡辺心、木戸章之組、18年平昌の村元、クリス・リード組の15位。

 ▽フィギュアスケート北京五輪への道 ペア、アイスダンスの日本勢は各1枠。最終選考会を兼ねる12月の全日本選手権の参加は必須で、以下の条件を満たす組から総合的に選考する。(1)全日本選手権の最上位組(2)全日本終了時点での世界ランキング最上位組(3)全日本終了時点でのシーズン世界ランク最上位組(4)全日本終了時点での今季ベストスコアの最上位組。

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