稲見は後半巻き返し70で3位「ピンポジションがえげつなかったのでしんどかった」伊藤園レディース

[ 2021年11月12日 17:35 ]

女子ゴルフ 伊藤園レディース第1日 ( 2021年11月12日    千葉県 グレートアイランド倶楽部=6741ヤード、パー72 )

<伊藤園レディース・初日>7番、渋野日向子(右)と笑顔を見せる稲見萌寧(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 賞金ランク1位の稲見萌寧(22=都築電気)が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの2アンダー70で回り、首位と2打差の3位と好位置につけた。

 瞬間最大風速16・8メートルという強風が吹き荒れ、我慢比べの1日になった。6時間近く掛けて18ホールを回った稲見は「風が強くて、その割にピンポジションがえげつなかったので、しんどかった」と疲労感をにじませた。

 前半は苦しんだ。6番で3メートルのチャンスをものにしたが、7番でアプローチのミスからダブルボギーを叩くと、9番では3パットを喫した。

 しかし、ここから崩れないのが賞金ランク1位の真骨頂。10番で70センチにつけて取り返すと、11番は4メートルのバーディーパットを沈めた。

 166ヤードの12番パー3では、3Uで50センチにつけるスーパーショットで3連続バーディー。17番でもスコアを伸ばし、首位と2打差の好位置を確保した。

 「後半はショットが近くについてくれた。風の中でアンダーで上がれて良かった」と安堵(あんど)感を漂わせた。
 腰の痛みは消えていない。ホテルでは湯たんぽで患部を温めている。この日も痛み止めを飲んでティーオフ。「普通に振れていない状態で、風が強くて大丈夫かなと思っていた。痛み止めが効いてくれた」と振り返った。

 不安を抱えながらの戦いが続く。「これから温めて休んで、明日は万全な状態で回りたい」と悲壮な思いを打ち明けた。

続きを表示

2021年11月12日のニュース