ジョセフHC 積極起用の若手“見極め”へ ラグビー日本代表 14日未明ポルトガル戦

[ 2021年11月12日 22:50 ]

オンライン会見に臨むジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ
Photo By スポニチ

 若者たちよ、ポジションを勝ち取れ!ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、51)が12日、リポビタンDツアー2021第2戦となるポルトガル戦(日本時間14日午前2時10分開始、ポルトガル・コインブラ)を前にオンライン会見に臨み、「全選手に期待している。アイルランド戦は残念な結果になった。結果を受け、今回の試合はメンバーを外れた選手もいる。若い選手が出ることはエキサイティング」と言葉に力を込めた。

 6日のアイルランド戦は全局面で世界ランキング5位の相手に上回られ、5―60で大敗。ポルトガルは世界ランキング19位(日本は10位)と格下ということもあり、先発10人を入れ替え、若手やキャップの少ない選手を中心に起用した。初キャップとなるCTB中野将伍(24=東京SG)については「ポテンシャルを見たい。(所属チームで主にプレーした)ウイングというよりも本来はセンターなので、コンビネーションを見たい」と期待。「ティム(ラファエレ)が満足できるプレーをできなかったので、中野にとっては大きなチャンスになる」とも話し、大きなニンジンをぶら下げた格好だ。

 2試合連続で途中出場から存在感を発揮した徳永祥尭(29=BL東京)はNo・8で先発起用し、「5~8番といろんなポジションをカバーできる」とFWのユーティリティープレーヤーとして高く評価。リザーブに入れた19歳のロック、ワーナー・ディアンズ(BL東京)についても「今後の投資として経験を積ませる」と話したジョセフHC。23年W杯に向けて、若手たちの力量を見極める一戦にもなりそうだ。

続きを表示

2021年11月12日のニュース