村元哉中「いいスタート」、高橋大輔「自信ついた」【一問一答】

[ 2021年11月12日 15:43 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第4戦・NHK杯第1日 ( 2021年11月12日    東京・国立代々木競技場 )

<フィギュアNHK杯第1日>アイスダンスRD、演技をする村元哉中・高橋大輔組(撮影・小海途 良幹)
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 アイスダンスのリズムダンス(RD)で、村元哉中・高橋大輔組(関大KFSC)は70・74点で6位発進となった。

 【主な一問一答】

 ――1番滑走、どのような気持ちで演技したか
 村元「今季初めての国際試合を1番滑走で幕を開けるということで、日本での開催で誇りに思ってすごいワクワク感があった。第1滑走に関しては、余計なことを考えずに滑れたので良かった」

 高橋「リズムダンスで第1滑走になるのは分かっていたので、練習の時から1番滑走で練習するというのをやってきたので、そこらへんに関してはすごく自信を持って挑むことができた。緊張感も高かったけど、逆に1番最初に滑れて思い切りやれたので良かったかな」

 ――リズムダンスで良かった点は
 村元「1つ1つのエレメンツを自信を持って滑れたのは、すごく良かった。表現、パフォーマンスをするのが今日はうまくいった」

 高橋「スタートから後半にいたるまで、公式練習の時はちょっとバタバタした部分もあったり、距離感がつかめなかった部分もあるけど、本番は落ち着いていい距離感で挑むことができた。全体を通して非常にうまくいった。すごく自信のついたリズムダンスになった」

 ――得点の受け止めは
 村元「70点台に乗せられたのは良かった。あまり点数のことは考えていなかったので正直、何点出るか分からなかった。いいスタートが切れた」

 高橋「僕たちは毎回毎回100%を出していくことが必須だったので。演技に重点を置いていた。この評価をいただけたのは素直にうれしく思う。またこれをどんどん上げていけたらいい」

 ――フリーダンスへの意気込み
 村元「フリーダンスの方は、昨シーズンと同じ『ラ・バヤデール』のフリーダンス。構成はあまり変わってはいないけど、トランジションだったり、リフトの難易度を上げてきて、また昨季とはまったく違うプログラムになっているので、和の雰囲気からガラリとクラシックバレエの『ラ・バヤデール』の世界をうまく表現できたらなと思う」

 高橋「先シーズンからちょうど1年になるので、その1年で成長したところを日本のお客さんの前でお見せすることができればなと思う」

 ――五輪の選考基準が全日本一発ではない。全ての試合が選考会となるが
 高橋「1試合1試合、全力を出していかないといけない。選考基準をあまり考えずに、数少ない試合を思い切りやるだけ」

 村元「選考基準は承知の上だけど、1つ1つの試合を大事に、自分たちができる100%を滑ることに集中してやっている」

 ――高橋選手へ、髪の毛を伸ばしたり、赤が入っている狙いは
 高橋「髪の毛を伸ばすというのはマリーナ・コーチからの指示。シングル時代とアイスダンスで雰囲気を変えていきたいところもあったので。この赤に関しては、哉中ちゃんのコスチュームの赤とトータルパッケージとして、どこか1つポイントを入れられればなといったところで、エクステをつけてやった」

 ――振り付けやポーズの意味
 高橋「前半に関しては、波だったり海だったり魚だったり、そういった水ものを表現していて。リフトはちょうど『どっこいしょ』のところで持ち上げるのが、うまくハマった。釣り上げてる感じに見えてちょうどいいのかな」

 村元「前半は手で波の動きを表現したりとかはしている」
 高橋「後半に関しては色々。歌舞伎だったり忍者だったり、芸者さんだったり。いろんなものを組み合わせて。浮世絵の世界じゃないけど、逆にはちゃめちゃな、なんでもありな世界で日本ぽさを表現している」

 ――高橋選手は体が大きくなったように見える。体重は
 高橋「全然量っていなくて、でも、一回りは大きくなったのかなと自分の姿を見たときに思う。(オフアイストレーニングは)週3、練習後にやっている。(リフトは)昨季は不安定なところがかなりあったので、だいぶ安定感は出てきたかなと思う」

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