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南秀樹のスコアアップ術(2)飛ばしのテクニック

[ 2021年11月12日 12:00 ]

南秀樹のスコアアップ術(2)
Photo By スポニチ

 第2回のテーマは、ドライバーショットの飛距離アップについてです。南秀樹コーチによれば、スイング軸とスイングプレーン、スイングアークを見直すことが飛ばしの近道だと言います。最近の1Wは性能が良いので、正しいスイングができれば確実に飛距離はアップします。早速チェックしてみましょう。

 飛ばしのスイングを行う場合、まず基本となる軸をつくりましょう。背骨だと細すぎて、バックスイングでは左足に、ダウンスイングでは右足に体重が残りやすいので、首の太さをイメージします。その軸を軽く右に傾けた状態で構えます。このとき、背中が丸まらないように注意しましょう。

 次にスイングプレーンですが、アドレスしたときにグリップエンドがおへそよりも上を向くと手元が浮いて手打ちになり、下を向くと構えが小さくなります。前者はスイング軌道がアップライトに、後者はフラットになります。正しい軌道をつくるには、直立した姿勢から上半身を前傾し、腕を肩からダランと垂らしたところでクラブを握り、グリップエンドがおへそ付近を向くようにしましょう。すると正しいスイングプレーンをクラブが描けるようになります。

 最後にスイングアークですが、これは単純に振り幅の大きさです。飛ばしたいからといって、大きなトップ・オブ・スイングをつくると右足に体重を乗せ過ぎてバランスを崩します。軸が傾かず、バランスを崩さない程度に抑えましょう。

 ドライバーショットはアッパーブローで打ちますが、あおり打ちではありません。ダウンスイングの序盤でシャフトがしなり始め、両手が腰の辺りに下りてきたところからしなり戻り始めます。そのままスイングの最下点を過ぎたところでボールをとらえるだけです。クラブが仕事をするのであって、自分がアッパーブローに振らないことを理解しましょう。

 インパクトで体重は左足に乗っていますが、体の軸は軽く右に傾いたままです。この互いに引っ張り合う力が飛ばしにつながります。体重が右足に残ると、単なる明治の大砲になり、飛距離が出ないので気をつけましょう。

 飛ばしのドリルとしては、体とクラブを同調させてティーアップしたボールをレベルブローで打ちます。ティーを打たずにボールだけ打てれば合格です。大振りはせず、時計の針をイメージして、9時から3時までの振り幅で行います。バックスイングでは右肘を畳まずに、伸ばしたままクラブを上げ、フォロースルーでは重いボール目標方向に投げるイメージで体を動かしましょう。ボールをクリーンに打てるようになると、実際のスイングでは下半身リードのスイングができるので、ヘッドスピードが上がります。

 また、フィニッシュの形も飛ばしでは重要です。いくら飛ばしても大きく曲がっては何の意味もありません。飛んで曲がらないショットを目指すには、フィニッシュでもバランス良く立てるようにしましょう。素振りでいいので、アドレスの形から前傾姿勢を崩さずに体を回してフィニッシュの形をつくります。首の角度も変えないように体を回します。練習場で素振りをする時に、目標方向に鏡がくるような位置でそれを行うと、前傾姿勢や首の角度が変わったかどうかが分かります。できるようになったら、アドレスから少しずつバックスイングを大きくしていき、フィニッシュまでスイングしてみましょう。 

(取材協力=兵庫・オリムピックゴルフ倶楽部) 


 ◆南 秀樹(みなみ・ひでき)1974年(昭49)2月21日生まれ、香川県出身の47歳。プロゴルファーだった父の影響で中学2年からゴルフを始め、香川西高卒業後に日本プロゴルフ協会のティーチングプロ資格を取得。鈴木愛、成田美寿々らを指導。現在は男子の塚田陽亮や今年復活優勝した岡山絵里、木村彩子らのコーチとして活躍。

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