13年覇者・豊島 1差3位の好スタート、難グリーン対応「コツコツ攻めた」

[ 2021年11月12日 05:30 ]

スポニチ主催内閣総理大臣杯第52回日本社会人ゴルフ選手権第1日 ( 2021年11月11日    神奈川県 相模原GC西C レギュラー=6920ヤード、シニア=6742ヤード、共にパー72 )

<内閣総理大臣杯第52回日本社会人ゴルフ選手権>3位につけた豊島(撮影・河野 光希)
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 社会人ゴルフ日本一を目指す舞台がスタートし、奥松良太(25)と高野健汰(23)が2アンダー70で並んで首位発進、1打差3位で13年覇者の豊島豊(36)が追う展開となった。今年から新設のシニアクラスでは西川幸一郎(65)が1オーバー、73でリード。12日の最終日も18ホールで争われ、日本一が決まる。

 13年に優勝し昨年3位の豊島が、2度目のタイトルへ1打差3位の好スタートを切った。例年以上に速いグリーンに選手は苦しんだが「難しいのは分かっていたので、コツコツ攻めました」と余裕の表情。7月の日本アマに出場、9月の関東ミッドアマ(25歳以上)で優勝と好調。3連覇中だった水上晃男が欠場しており「記録を阻止したいと思っていたのですが…。明日(最終日)はむやみに攻めずにいきます」と逆転を狙っている。

 《増本、逆襲へ4差》関東大会優勝の増本は首位と4打差、74の2オーバーに「グリーンの上からは速いですね。3パット2回がもったいない」と悔やんだ。19年に6位の実績はあるが、証券会社勤務の30歳で、2日間以上の大会は出場のチャンスも少なく「初日はどうしても自分の調子、コースの様子を見ながらになりがち」との悩みも口にした。それでも「最終日はもう少しバーディーを取り、通算でアンダーまで戻したい」と逆襲を誓った。

 《シニアの部、中村正2冠狙う》14年大会優勝で、シード権を持つ中村正が新設シニアクラスに挑戦。今年55歳のシニアルーキーで「レギュラーで優勝させてもらったので、せっかくできた新しいシニアでもタイトルを獲りたい」と狙いを説明した。8番までイーブンも、9番ダブルボギーから乱れ、トップから5打差の78、6オーバー発進に「グリーンは速さもピン位置も今までで一番難しい」と悔しそう。最終日へ「アウトで縮めて、インは我慢」とプランを明かした。

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