選手村から観光目的で無断外出した関係者のADカードはく奪処分 その後については不明

[ 2021年7月31日 13:36 ]

選手村の居住棟
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷スポークスパーソン(SP)は31日、選手村から観光目的で無断外出した大会関係者をアクレディテーションカード(ADカード、参加資格証)はく奪処分にした事例があることを明らかにした。所属や人数、選手か関係者かなどの詳細は公表しなかったが、東京五輪開幕後では初のケースという。五輪ではジョージアの男子柔道選手2人が東京タワー周辺を観光していたとの一部報道があり、高谷SPは30日に「報道は承知している」と述べていた。

 これまで組織委は新型コロナウイルス対策の規則集「プレーブック」に違反したケースで厳重注意、誓約書の提出、ADカードの一日効力停止などの措置を取ったことを明らかにしていた。高谷SPは適切な手続きを経て30日に処分を決めたとし、「観光目的で選手村から外出するのはあってはならない事例。目に余る事案」と説明した。今後は競技会場を含めて組織委が管理する場所へは一切立ち入れないが、コロナ対策を含めた今後の行動管理はどうするのか、との問いには「掌握できていない」と明確に答えなかった。

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