山県亮太、予選敗退 予選3組を10秒15の4着でタイム上位3人に入れず 「すごく緊張しました」

[ 2021年7月31日 20:03 ]

東京五輪第9日 陸上・男子100メートル予選 ( 2021年7月31日    オリンピックスタジアム )

男子100メートル予選 10秒15の3組4着でゴールし、電光掲示板を見る山県亮太(共同)
Photo By 共同

 陸上の男子100メートル予選が31日に行われ、9秒95の日本記録保持者である山県亮太(29=セイコー)が、予選3組を10秒15のタイムで4着となり、タイム上位3人に入れず、予選を通過できなかった。

 日本選手団主将も務める山県は12年ロンドン、16年リオ両大会では本番で自己記録を更新するなど一発勝負に無類の強さを発揮してきたが、8月1日の準決勝へ進出することはできなかった。

 日本記録保持者として挑む3度目の五輪。1932年ロサンゼルス五輪の吉岡隆徳以来となる男子100メートルのファイナリストの座を目指したが、まさかの結果となった。

 3度目の五輪の舞台も「すごく緊張しました」と心境を吐露。さらに「次につながれば、次はもっと良いレースをしたい。(緊張は)3回目の五輪ですが、いつも、こういう大舞台は特別な気持ちがあるので。まだまだ、納得いっていない部分もあるが、スタートから良い流れをつくれたら自分のレースになると思うので、次があれば修正したい。いつも準決勝が壁なので、また自己ベストを狙える走りをして、次につながれば、と思っています」と意気込みを語っていたが、届かなかった。

 ◆山県 亮太(やまがた・りょうた)1992年(平4)6月10日生まれ、広島市出身の29歳。スポーツ用品店を経営する父・浩一さん、母・美津恵さんの次男として生まれる。中学から広島県で屈指の進学校、中高一貫の修道に入学。陸上の強豪大学から誘われる中、AO入試で慶大に進学した。社員としてセイコーに入社。競技に専念しながらも、月に1回業務報告として出社をしている。五輪に2度、世界選手権1度、アジア大会に2度出場。釣り好きでエサもルアーも何でもお任せ。身長1メートル77、70キロ。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月31日のニュース