柔道混合団体 銀の日本チームに笑顔なし… ウルフ・アロン「計画通りにいかず、不甲斐ない結果に…」

[ 2021年7月31日 19:56 ]

東京五輪第9日 柔道男女混合団体  ( 2021年7月31日    日本武道館 )

決勝でフランスに敗れ、肩を落とす日本チーム(撮影・北條 貴史)
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 柔道混合団体の日本はフランスに1-4で敗れ、無念の銀メダルとなった。初代王者を逃し、選手は一様に悔しさをあらわにした。決勝に出場した選手のコメントは以下の通り(出場順)。

 ▼新井千鶴(女子70キロ級) 先鋒としていい流れを作らなければいけなかったんですけど…。不甲斐ないです、本当に。日本チームにいい流れを作れなかったので、自分自身に何とも言えない気持ちです。

 ▼向翔一郎(男子90キロ級) 「個人戦で思うような結果が残せなかったし、団体では少しでもみんなのために戦いたかったんですけど、足を引っ張ってしまって、チームのみんなに申し訳ない気持ちがあります。(最後は)もう少し我慢しなければいけなかったのかなと。そうすればチームの流れを変えられたのかなと思います」

 ▼素根輝(女子70キロ超級) みんなで優勝を目指していたので、2位という結果で悔しいです

 ▼ウルフ・アロン(男子90キロ超級) これから柔道を続けていく上で(リネールは)破らなければいけない壁だと思っていたので、今回でその壁を破ろうと思っていたんですけど、最終的に計画通りにいかず、不甲斐ない結果に終わってしまいました」

 ▼芳田司(女子57キロ級) チームのために1点取りたかったんですけど、取れなかったです。決勝だけ出させてもらえるということで、しっかり準備したんですけど、自分の流れにすることができなかったです」

 ▼大野将司(男子73キロ級) まずはオリンピック前半戦、柔道競技の応援ありがとうございました。そしてフランスチームが強かったです。尊敬しています。正直、この場で自分の柔道を見せたかったという気持ちはありますが、このチームで戦えたことを誇りに思ってますし、井上監督、増地監督を男にすることができず、残念です。男女混合団体で負けたことはしっかりと胸に刻まないといけないと思っています。キャプテンとしてチームを優勝に導くことができなかった責任を感じています。また3年後、日本柔道チームとしてリベンジできるように精進していきたいです。

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