まさかまさかの日本「銀」 柔道混合団体、フランスに敗れる 初代王者の座を逃す

[ 2021年7月31日 19:24 ]

決勝でフランスに敗れ、肩を落とす日本チーム(撮影・北條 貴史)
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 東京五輪の新種目の柔道「混合団体」で、日本は決勝でフランスに1-4で敗れて銀メダル。初代王者の座を逃した。

 先鋒は女子中量級(70キロ以下)の新井千鶴。女子63キロ級を制したクラリス・アグベニェヌとの金メダリスト対決に合わせ技一本で敗れて“先制”を許す。さらには2番手の男子中量級(90キロ以下)の向翔一郎も延長戦で2連敗。土俵際に追い込まれる。

 ここで踏ん張ったのが女子重量級(70キロ超)の素根輝。合わせ技一本で78キロ超級で銅メダルのロマヌ・ディコを下し、1-2に盛り返す。しかし、男子重量級(90キロ超)のウルフ・アロンが実力者のテディ・リネールに延長戦で屈し、再び土俵際へ。5番手の女子軽量級(57キロ以下)の芳田司も敗れ、男子軽量級(73キロ以下)の大野将平までバトンをつなげることはできず、無念の敗戦となった。

 初戦の準々決勝では先鋒の阿部詩、2番手の大野将平が連敗して暗雲が立ち込めたものの、その後は順調に勝ち進んだ日本。しかし、決勝でフランスに敗れ、悔しい銀メダルとなった。

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