陸上種目に現世界記録保持者「13」人参戦! 高温多湿の中、いくつ世界新生まれる?

[ 2021年7月31日 05:30 ]

 【この数字に注目!】五輪の花形とされる陸上競技が開幕した。実施種目の現世界記録保持者は、13人が出場するとみられている。他競技では慣れない高温多湿に苦しむ選手もいる中、世界新はいくつ生まれるだろうか。

 16年リオデジャネイロで世界新をマークした男子400メートルのファンニーケルク(南アフリカ)と女子ハンマー投げのボダルチク(ポーランド)は、世界記録保持者として今大会に出場する。ともに今季ベストの状態とはいえないものの、五輪で2大会連続の世界新で連覇となれば04、08年女子棒高跳びのイシンバエワ(ロシア)以来の偉業となる。

 今年に入って新記録をマークした選手には男子400メートル障害のワーホルム(ノルウェー)、男子砲丸投げクラウザー(米国)、女子1万メートルギデイ(エチオピア)がいる。

 近年の五輪を振り返ると、00年シドニーは9月の春開催ながら世界記録が出なかった。以降04年アテネは1つ、08年北京は4つ、12年ロンドンは4つ、16年リオは3と続いており、暑さが必ずしも世界新を阻害しているわけではなさそう。「世界記録の13人」がベストパフォーマンスを見せてくれれば、大会後半の盛り上がりは必至だ。

続きを表示

スポーツの2021年7月31日のニュース