トランポリン・岸 大健闘の7位!姉・彩乃さんの思いも背負い、東京で舞った!

[ 2021年7月31日 15:22 ]

東京五輪第9日 トランポリン男子 ( 2021年7月31日    有明体操競技場 )

 男子予選 岸大貴の演技=有明体操競技場
Photo By 共同

 トランポリンの男子決勝が行われ、日本の岸大貴(26=ポピンズ)が7位入賞を果たした。五輪は初出場ながらで、決勝で57・815点をマークする奮闘だった。

 岸は同日に行われた予選を6位で通過。決勝に進出していた。

 五輪予選のW杯シリーズで日本は出場枠を獲得し、岸は日本体操協会の選考基準を満たした。2017年の全日本選手権で初優勝。2019年まで3年連続で世界選手権の代表に選出された。

 期する思いがあった。17年世界選手権銀メダリストで、トランポリンの日本女子勢と長年引っ張ってきた姉の岸彩乃(28=金沢学院大ク)さんが、4月に引退。ロンドン五輪で14位。16年リオデジャネイロ五輪出場は逃したが、17年世界選手権での表彰台は女子個人の日本勢で初の快挙だった。

 姉の思いも背負い、大貴が東京で舞った。

 ◇岸 大貴(きし・だいき)1994年(平6)9月22日生まれ、石川県出身の26歳。17年に全日本選手権の男子個人を初制覇し、世界選手権で団体銅メダル。姉が同年の世界選手権女子個人銀メダリストで4月に引退した彩乃さん。金沢学院大出、ポピンズ。1メートル68、61キロ。

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