多田修平100mV 涙の理由「納得いくような復活ができた」 五輪へ「もっと地力をアップ」

[ 2021年6月25日 21:21 ]

陸上・日本選手権第2日 ( 2021年6月25日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )

<陸上日本選手権>男子100メートル決勝、初優勝を果たし、ガッツポーズの多田修平(撮影・北條 貴史)
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 東京五輪の代表選考会を兼ねて行われ、男子100メートルは多田修平(住友電工)が10秒15で初優勝し、3位に入った日本記録保持者の山県亮太(セイコー)とともに東京五輪代表を決めた。

 
 以下、多田の一問一答。

――勝てた要因は。
 「試合以上に集中したのもありますし、試合を重ねる度にスタートから中盤が良くなったので自信を持って挑むことができたのが要因だと思います」

――いつも課題の中盤以降の走りは。
 「正直記憶がなくて、どういうところが課題かを確認したい」

――布施スプリントでも2位で主役になれなかった。
 「本当に僕は2位とか4位の選手。大きな舞台で久々に優勝できてうれしい気持ちでいっぱいです」

――涙の理由は。
 「4年間苦しい思いをして、日本選手権も5位とかばっかりだったので納得いくような復活ができたので、感極まった感じですね」

――調子の良かった17年に戻った感覚か、さらに進化した感覚か。
 「僕は17年以上の走りを目指しているところもあるので完璧ではないんですけど、ベストタイムは超えているのでもっと上を見据えて調整していけたらと思っています」

――抜け出す展開はいつもと一緒だが、目の前に五輪の切符があった。
 「正直ちょっと力んだ感覚があるんですけど、ずっとゴールを見ていたので正直覚えていないですね」

――地元の大阪で誕生日翌日に決めたことについて。
 「最高の誕生日プレゼントになりましたし、本当に大阪には感謝している人がたくさんいる。優勝という形で恩返しできたのは自分にとって良かった」

――五輪への意気込み。
 「正直、決勝の走りじゃ世界のトップには勝てない。もっともっと練習を積んで、もっと地力をアップさせて、初めてのファイナリストになりたいと思っています」

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2021年6月25日のニュース