実戦不足サニブラウンは完敗6位「やれることは最大限やった」200mで逆襲へ

[ 2021年6月25日 21:05 ]

陸上・日本選手権第2日 ( 2021年6月25日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )

<陸上日本選手権>男子100メートル決勝、肩を落として引き揚げる小池祐貴(右)とサニブラウン(撮影・北條 貴史)
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 男子100メートル決勝でサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が、10秒29(追い風0・2メートル)で6位に終わった。

 19年に9秒97の日本記録(当時)をマークしたが、20年は競技会に一度も姿を見せず。19年秋の世界選手権以来の実戦となった5月末のレースでは、3・6メートルの追い風を受けながら10秒25にとどまっていた。

 今大会も本来のダイナミックな走りからは程遠かった。24日の予選は10秒29、準決勝は10秒30でタイム順で拾われて、冷や汗たっぷりの決勝進出だった。

 この日の決勝でも持ち味の爆発力は見られず。「今季は(日本選手権までに)1レースしか走っていないんで。経験値的な体の慣れの差かな」と実戦不足を認め、「自分のやれることは最大限やった。その中での結果」と振り返った。

 100メートルの代表入りは逃したが、26日には200メートル予選に出場する。五輪参加標準記録は突破しており、3位以内で代表に決定。「予選から感覚を取り戻すような感じで走って、決勝(27日)に整えられるようなレースができればと考えている」と前を見据えていた。

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