桐生祥秀5位で100mの代表ならず「一区切り」右アキレス腱痛め万全には遠く

[ 2021年6月25日 21:15 ]

陸上・日本選手権第2日 ( 2021年6月25日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )

<陸上日本選手権>男子100メートル決勝 後、さっぱりとした表情で引き揚げる桐生祥秀(撮影・北條 貴史)
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 男子100メートル決勝で桐生祥秀(日本生命)が、10秒28(追い風0・2メートル)で5位に終わり、この種目での東京五輪代表を逃した。

 「100の代表権を獲得できなかったのが、きょうの結果かな」とした上で、「まあ悔しいってのは変ですけど、こういう結果になってしまった以上は、今まで東京を目指してきたので。そこまでの7、8年間でいろいろあった。一旦、一区切りかな」と振り返った。

 24日の予選、準決勝でも痛々しい姿を見せた。5月に右アキレス腱痛を発症した影響が残り、患部にテーピングをして走った。2レースともにゴール後に表情を歪ませ、足を引きずった。超音波治療器を持参し、アイシング処置を欠かさずに今大会に臨んだものの、「歩くだけ痛い」と万全にはほど遠いことを感じさせた。

 レース後は右アキレス腱痛を言い訳にしなかった。「今、足の痛みのことを答えてしまうと、そのせいでこの順位になってしまったと思われる。今はお答えできない」。400メートルリレーでの代表入りの可能性はあるが、「次の試合がいつになるか分からないけど、修正したい」と言葉を振り絞った。

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