紀平梨花「きれいに跳べたのでうれしい」4回転サルコー決めて連覇

[ 2020年12月27日 21:39 ]

フィギュアスケート全日本選手権最終日 ( 2020年12月27日    長野市ビッグハット )

<全日本フィギュアスケート選手権最終日>女子フリー、演技をする紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
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 女子の紀平梨花(トヨタ自動車)が合計234・24点で連覇を達成し、世界選手権(21年3月、スウェーデン)の代表を決めた。

 「コーチ、ファンのみなさんに感謝しかなくて、絶対に演技で表したいと強い思いだった。今回の演技には満足しています」

 今季初戦、実戦で初披露となった新フリー「Baby, God BlessYou」。ラベンダー色の衣装を身にまとい、TBSドラマ「コウノドリ」の壮大なテーマ曲を演じた。冒頭の4回転サルコーを鮮やかに初成功。出来栄え(GOE)で3・19点もの加点を引き出す圧巻ジャンプで、日本女子では安藤美姫以来となる快挙を達成した。

 「今回、自分の中で4回転サルコーを絶対に決める、結構前から決められるんじゃないかと思っていた。緊張とか関係なく、そのジャンプのイメージだけを考えて、すごいきれいに跳べたのでほんとにうれしい」

 続くトリプルアクセル(3回転半)は回転不足の判定で、シニアで初となる4回転&3回転半のW成功は逃したが、満足感が漂う。4回転という大きな武器を手に入れた18歳が、世界選手権で最強ロシア勢に挑む。

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