バッカニアーズが13季ぶりにプレーオフ QBブレイディーは前半だけで4TD

[ 2020年12月27日 08:42 ]

前半だけで4TDをマークしたバッカニアーズのQBブレイディー(AP)
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 NFLのバッカニアーズが26日、デトロイト(ミシガン州)で行われた第16週のライオンズ戦で47―7(前半34―0)と圧勝して3連勝。今季の成績を10勝5敗として最終週(対ファルコンズ)を待たずに2007年以来、13季ぶりのプレーオフ進出を決めた。

 2ケタ勝利は10季ぶり。今季のスーパーボウルはバッカニアーズの本拠地でもあるタンパ(フロリダ州)の「レイモンド・ジェームズ・スタジアム」で開催されるが、そのスタジアムを本拠にしているチームが最後の決戦の舞台まで勝ち残ったケースはなく(開催スタジアムと同一地域は過去2チーム)、プレーオフに進出する全14チームのうちバッカニアーズだけが“歴史”を書き換えるチャンスを手にしている。

 ペイトリオッツ時代に6度のスーパーボウルを制して昨オフにバッカニアーズに移籍してきたQBトム・ブレイディー(43)はブレット・ファーブ(元パッカーズほか)に並ぶ通算298試合目の先発出場(出場は300試合目)。前半だけで27回中22回のパスを通して348ヤード(前半での自己最多)と4つのTDをマークした。シーズン最多TDパスは2007年シーズンの50だが、今季ここまで獲得した36TDパスはバッカニアーズではチーム新記録となった。

 試合開始から連続40失点を喫して大敗したライオンズは3連敗で5勝10敗。ダレル・ベベル監督代行(50)を含むコーチ陣が新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と断定されたために試合に加わることができず、エースQBマシュー・ブラッドフォード(32)は開始早々に右足首を痛めてダウンするなど不本意な形で敗れ去った。

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2020年12月27日のニュース