桃田「気持ちで踏ん張り」逆転で3連覇も「今日のレベルでは“柱”にはなれない」

[ 2020年12月27日 12:27 ]

バドミントン全日本総合選手権・男子シングルス決勝 ( 2020年12月27日    桃田2―1常山 )

桃田賢斗
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 桃田賢斗(NTT東日本)が3連覇を達成した。交通事故に遭った今年1月のマレーシア遠征以来となる復帰戦は実戦勘が課題だったが、試合ごとに調子を上げた。

 常山幹太(トナミ運輸)との決勝は第1ゲームを18―21で奪われたものの、続く2ゲームを21―12、21―17として逆転勝ち。苦しみながらも要所を締めて力の差を示し「(最後は)出し切っている状態で引き出しもなかったですけど、気持ちで踏ん張れました。雑念もなく1点に集中できました」と振り返った。

 東京五輪を控える21年に向けて弾みを付けたが「満足はしていない。もっともっと上を目指していきたい」と貪欲。愛読する人気漫画「鬼滅の刃」の強力キャラクターを引き合いに出し「今日のレベルじゃ、まだまだ“柱”にはなれないなという感じだと思いますけど」と漏らす場面もあった。

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2020年12月27日のニュース