【羽生結弦 合同インタビュー(2)】「家族と過ごす時間が増えた」「おかげさまで大学卒業できました」
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フィギュアスケート全日本選手権で優勝した14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦(ANA)が26日、男子メダリスト会見終了後に各社の合同インタビューに応じ、胸に秘めた思いを語り尽くした。
――スケート人生の最終目標は。
「とにかく4回転半、試合で降りたいです。試合で。そこは何度も言っているように最終目標です。ただ、今回、長い期間、1人で練習するにあたって、4回転半の難しさっていうか。そもそも、そこまでたどり着けるのかみたいな。夢物語じゃないかみたいな感覚とかまであったことを考えると、本当にそれを最終目標にしていいのかなっていう感じもなくはないです。ただ、自分の心に嘘つかないのであれば、うん。やはり、そこまでたどり着かないのであれば、正直言って今スケートを頑張る理由っていうのが。この社会の中で、この世の中で、自分がスケートをやりたい理由を押し通してまで、トレーニングさせてもらう理由がなくなっちゃうなと思って。だがら、自分の4回転半っていうとても険しい壁に向かって、今突き進んでいて。そこへのハードルはすごく高いんですけど。そこに何か手すりが何もないんじゃないかなと思うくらい高い壁があって。だけど、それを幻想のままにしたくない。絶対に、自分の手でつかみ取って、その先の壁がない壁の先を見たい。それだけが、今この世の中で自分がスケートをやれる理由かなと思っています」
――現在のアクセルの状況は。
「跳べてないです。(1度も?)はい」
――コロナの状況が上向けば、また拠点の海外へ行きたいか。
「まあ、世の中どうなるか分からないのが正直なところですかね。ただ、確信として、今回自分がやってきたトレーニングは間違ってなかったというか。あの、やっぱ自分が経験してきたことをいろいろ生かして、やっとベテランらしく、いろんなトレーニングを積めるようになってきたのは、間違いなくこの試合で結果として表れたので、やっと頑張ったと言えると思う。だから、今回は4回転ループ込みの4回転4本のフリーのために作ってきたトレーニングプランだったのを今度4回転半のためのトレーニングをするって考えたときの絶対土台になるという。それをうまくつくっていくことだけが今考えるべきことかなと思います。それがトロントに帰ってやるとか、日本でやるとか関係なく、とにかく絶対、自分の体とか、自分の感覚とか、自分の技術面、体力面の向上っていうのは一番自分がたぶんわかっていると思う。とりあえずこの1年間で試行錯誤した上で。だから、それをうまく使って、日本だろうがカナダだろうが、まず4回転半回り切って降りるっていう技術的な向上をさせるためのトレーニングを積んでいきたいなって思っています。これで大丈夫ですか?答えになってますか?」
――大学を卒業した。練習以外でのコロナ禍でどんなことをしていたか。
「まあ、でも、家族と過ごす時間がすごく増えましたね。やっぱトロントに行って、家族全員がそろうことがなかなかなかったので。家族と一緒に過ごして。別に団らんすることが楽しかったとかそういう訳でなく、一緒にスケートのことを考えて。何よりも家族全員にサポートしてもらったのは、自分がスケートしている中でも財産になるなという風に思いました。後は、そうですね、外出は本当にしていないんですよ。スケート以外に何もしていないので。スケート以外に何もしていないのはちょっと大げさかもしれないですけど。スケート以外に外出は一切していないので。うーん。そうですね。トロントにいるときよりもスケートに集中できているのかなという感じがしています。あと何でしたっけ?あっ、大学。おかげさまで大学卒業できました。論文についても、そうですね、いずれ発表するかもしれないですし、しないかもしれないです。そこはちょっと分からないですけど。とりあえず自分が考えうる限りで研究をし、自分自身の今の先ほど言ったトレーニングに関してもつながっているところはもちろんありますし。何よりルールが分かりやすくなるかなって、しなくはないので。もし自分が今後、とりあえず満足できるくらいの演技をして、現役を退いて、プロになって、指導者になって。って、どんどん進んでいった時に、もしその技術が必要だということであれば、そっちの道も。やっぱりトップの競技者として、切り開く材料になればなという風には思います」
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