明和県央 強力セットプレーで隣県対決制し群馬県勢50勝目 初出場の川越東は“花園1勝”ならず

[ 2020年12月27日 11:21 ]

第100回全国高校ラグビー大会1回戦   明和県央24―7川越東 ( 2020年12月27日    花園ラグビー場 )

第100回全国高校ラグビー初日<川越東・明和県央>前半、パスを出す明和県央・西郷(撮影・坂田 高浩)
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 3大会ぶり8度目の出場の明和県央(群馬)が、初出場の川越東(埼玉第1)を下し、隣県対決を制した。

 先制は川越東。前半2分、右ラインアウトから突破力のあるWTB江田主将(3年)がFW並みのサイドアタックを繰り返し、左中間へトライを挙げた。しかし、明和県央は同7分、敵陣の左ラインアウトからモールを10メートル以上押し込み、フッカー佐藤(同)が左中間にトライを決めて同点。その後もセットプレーで優位に立ち、前半終了間際の24分には相手反則からタッチキックで右ゴール前ラインアウトのチャンスをつかむと、ラックの連取から体重100キロのプロップ内山(同)が右中間にねじ込んで14―7と逆転した。

 後半も明和県央が相手ボールスクラムでターンオーバーするなど支配率を高め、16分に再び相手反則によるゴール前左ラインアウトからモール攻撃で佐藤が2つめのトライ。19―7と突き放し、試合終了間際にもモールを押し込んでから内山が右中間へ走り込むトライを決めてとどめを刺した。初出場の川越東も、最後の粘り強さを見せたが、初出場で初戦突破はならなかった。

 ▼明和県央・山中主将「FWが優位に立って、ゴリゴリ行ってくれた。頼もしいFWです」

 ▼川越東・江田主将「最初にトライできたが、そこから慌ててしまった。ディフェンスでペナルティをしてしまい、明和県央得意のモールで、トライを許してしまった」

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