“氷上の軍神”降臨…羽生「この曲の背景には上杉謙信公がいらっしゃる」

[ 2020年12月27日 05:30 ]

フィギュアスケート 全日本選手権第2日 ( 2020年12月26日    長野市ビッグハット )

男子フリー、力強い演技を見せる羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 【羽生に聞く】

 ――2日間演技して。
 「(2位だった)昨年だいぶ悔しかったので、リベンジして良かったという気持ちは少なからずある。(新型コロナウイルス禍で厳しい)こういう状況でいい演技ができて良かった」

 ――フリーの演技を振り返って。
 「一つ一つに意味を込めている。やっぱりジャンプを完成させないと伝わるものが伝わらなくなる。今季初戦とはいえ自分が伝えたいこと、このプログラムで見せたかったものは見せられた」

 ――伝えたかったこと。
 「なかなか自分が成長していないんじゃないか、だんだん戦えなくなっているんじゃないかなという思いがあった。戦うのが疲れたと思った。辞めることはいつでもできる。ただ、戦いの中で、試合で得られる達成感、試合があるからこそ乗り越えることができる苦しみが好きなんだと改めて思った」

 ――どんな気持ちでこのプログラムを。
 「この曲の背景には、上杉謙信公がいらっしゃる。とにかく僕自身、競技することは好きだし、戦うことの刺激はたまらないものになっている。何か謙信公の戦いに関しての価値観みたいなものに影響されている」

 ――世界選手権に向けて。
 「やれればなんですけどね。とにかく、なによりも世界が早く平穏が戻って、僕自身も平穏な暮らしをしたいなというのが今の率直な思いです」

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