【鍵山優真 メダリスト会見】「羽生選手や宇野選手の存在は、まだまだ遠い」

[ 2020年12月27日 14:44 ]

男子フリーでの鍵山優真(撮影・小海途 良幹)
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フィギュアスケート全日本選手権の男子で3位だった鍵山優真(星槎国際高横浜)は26日のフリー後、メダリスト会見に臨んだ。

 ――今までと異なる全日本を終え、メダリストとなった気持ちは

 「僕も試合に出場できたことはうれしかったですし、今回は去年とは違って表彰台を狙っての3位という結果になったので、すごく満足しています。内容的には悔しい部分があったんですけど、それでも攻めた演技ができたので良かったと思います」

 ――表彰台を狙っての全日本、緊張感があったのか

 「ほんとにショートもフリーもミスできないと思って、すごいジャンプのことを一番考えていて、演技は二の次っていう感じになってしまったんですけど。慎重にはなっていないですけど、丁寧に滑ろうっていう思いすぎて、今回はNHK杯よりはすごい踊り不足だった部分もあったと思っています。フリーも2発目の4回転トーループ、ステップアウトした瞬間にやべえと思って、すごい不安と緊張がよぎって演技どころじゃなくなってしまったので、そこはミスしても落ち着いて演技ができるように、課題として練習していきたいなと思います」

 ――羽生選手、宇野選手について

 「僕はこの全日本選手権を通して、羽生選手や宇野選手の存在は、まだまだ遠いなって実感して。これは自分がフリーノーミスしても勝てなかったなって思っているので、そこはまだまだ自分に足りないものがあるということなので、もっともっと練習が必要だなって思いましたし、自分自身も羽生選手、宇野選手は最終目標というか、すごい目標にしているので、来年、次闘う時までにどれくらい近づけていけるか、もっと練習して確認できればいいかなと思っています。この全日本でいろんな人たちと一緒に滑ることができて、すごく楽しかったし、自分にとってもすごくいい刺激になったので、この試合を練習でも生かしていきたいなって思っています」

 ――コロナ禍での価値観の変化は

 「僕も少し滑れない時期があったんですけど、その時にずっとトレーニングしかしていなかったんですけど、やっぱりずっと滑りたいってむずむずしていて。練習再開した時に、ほんとにうれしい気持ちが大爆発して。それで、今季はシニア初めてなのでGPも狙っていましたし、たくさんの試合を通して来年の北京五輪までの積み重ねができればいいなと思っていたんですけど。試合の数が少なくなってしまったので、1試合1試合を大切にするということをすごく意識しましたし、その1試合1試合を大切にしたおかげで、細かい成長まで感じることができたので、すごく良かったと思っていますし、こうやって試合を開催してくれたみなさんにすごい感謝しています」

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2020年12月27日のニュース