“7勝7敗のデータ”に続けず…栃ノ心が大関陥落「オレが弱い。勝った方が強い」

[ 2019年3月24日 19:00 ]

大相撲春場所千秋楽 ( 2019年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所千秋楽>大関陥落の栃ノ心 (撮影・奥 調)
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 カド番の大関・栃ノ心が関脇・貴景勝との“入れ替え戦”に敗れて負け越し、大関からの降格が決まった。支度部屋では「なんとも言えない。オレが弱い。負けた方が弱い。勝った方が強い」と肩を落とした。昨年夏場所後に大関昇進も、在位5場所でその地位を失うことになった。

 2場所連続負け越しでの降格と、降格直後の場所で10勝以上すれば大関に復帰できる現行のカド番制度が定められたのは1969年名古屋場所。それ以降、7勝7敗のカド番大関が、大関獲りの関脇と千秋楽で対戦したのは、06年春場所で関脇・白鵬と大関・魁皇が対戦した例があるくらいだった。

 このときは魁皇が勝って大関の地位を守った一方で、敗れた白鵬も13勝2敗の成績で朝青龍との優勝決定戦に進出した。白鵬は初優勝は逃したものの場所後に大関昇進。結果として、入れ替え戦にはならなかった。

 現行制度以降の大関陥落は栃ノ心で18人目(21例目)。また、「千秋楽を7勝7敗で迎えたカド番大関は負けない」という過去のデータも、のべ14例目の栃ノ心で初めて覆った。

 同制度で、新大関から在位5場所の陥落は武双山の2場所、三重ノ海の3場所(ともに後に大関復帰)に次いで、大受と魁傑に並ぶワースト3位の短命記録となった。

 栃ノ心は昇進場所の昨年名古屋場所で右足親指を負傷し途中休場。そこから思うような立ち合いができなくなり苦しんだ。今年1月の初場所では白星がないまま、右脚太ももの肉離れで途中休場。今場所は2度目のカド番だった。

 2日目に黒星を喫して3日目からは「気分を変えたくて」と、締め込みを、なす紺色のものから昨年初場所で初優勝したときの銀色のものに替えた。しかし、優勝時の相撲が戻らないまま夏場所で出直すことになった。

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