カー侍、惜しい敗戦 第8エンド追いつくも格上スイスに5−6

[ 2018年2月17日 05:30 ]

平昌冬季五輪   カーリング男子1次リーグ ( 2018年2月16日 )

第1エンド、ショットを放つ両角友
Photo By 共同

 男女の1次リーグが行われ、男子で世界ランク8位の日本(SC軽井沢ク)は、同5位で17年世界選手権銅メダルのスイスに5―6で敗れ、通算1勝2敗となった。14日の初戦は世界3位のノルウェーから金星を挙げたが、15日の英国戦、この日と連敗。スキップの両角友は、「(1勝2敗は)想定の範囲内ではある」という一方、「英国もスイスも勝ちたい相手だった」と本音を明かした。

 昨年12月の軽井沢国際では勝利を収めたが、当時はスイスの正スキップが不在だった。再戦となったこの日、勝負を分けたのは第1エンドだ。練習からフィーリングの合わなかったストーンを投じた両角友が、ミスショット。不利な先攻でスチールできた可能性もあったが、スイスにラストショットを決められて3点を奪われた。

 「第1エンドの3点が響いた」と両角友が言えば、サードの清水は「相手の入りが良かった。アイスを読めていないというより、ショットが決まらなかった」と振り返った。第2エンドに2点返し、第8エンドにも両角友の好ショットで2点取って追いつく接戦だっただけに、スタートのつまずきが痛かった。

 格上ばかりとの3連戦を終え、1勝2敗。17日は世界13位のイタリアと対戦する。「僕が最後のショットをしっかり決めていけば勝てる」と両角友が言えば、「相手の方が良くて負けているので何も気にしていない。(イタリア戦は)勝ちます!」とセカンドの山口は気合十分。1次リーグ突破、そしてメダル獲得へ。格下を撃破して、日本が勢いを取り戻す。

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2018年2月17日のニュース