張本 同郷先輩のフィギュア羽生から刺激「絶対世界一になりたい」

[ 2018年2月17日 05:46 ]

意気込みを語る張本
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 卓球のワールドカップ(W杯)団体戦(22〜25日、ロンドン)に出場する日本代表が16日、都内で記者会見し、1月の全日本選手権男子シングルスを史上最年少で制した張本智和(14=エリートアカデミー)が故障から復活した羽生の姿に刺激を受けた。20年東京五輪団体戦と同じ方式で行われる世界大会で、同郷の先輩に続く“金メダル級”の活躍で世界一を目指す。

 今年初となる世界大会に臨む代表発表の記者会見、平昌五輪の注目点を質問されると張本は開口一番、「(同郷の)羽生選手に注目しています。ずっとファンだし応援している。ケガ明けで難しいと思うが、金メダル1号になってほしい」と期待を込めて語った。

 羽生と張本は同じ仙台市出身。年齢は9歳離れていて、競技も卓球とフィギュアという全くの別のジャンルで戦う二人だが、世界一を目指す共通の目的からいえば“同志”だ。張本は羽生の印象を「コメントも格好いいし、演技も力強い」と話すなど尊敬してやまない。

 羽生の滑走前に記者会見は終了。111・68点を叩き出したショートプログラム(SP)終了後、張本は自身のツイッターに「羽生選手本当にすごい。かっこよすぎます!」と炎のマークを付け、興奮した様子で投稿していた。

 星野一朗専務理事によるとW杯団体戦は20年東京五輪と同じ方式で行われるといい、張本にとっても東京五輪の試金石といえる。羽生の姿に刺激を受けた若きエースは「(自分が)一番若いので声を出して盛り上げたい。絶対世界一になりたい」。五輪2連覇を目指す同郷のヒーローに続く活躍を誓った。

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2018年2月17日のニュース