銀の宇野昌磨「五輪は特別な場所じゃなかった」も、自分の演技はどこまでも追求

[ 2018年2月17日 16:08 ]

平昌五輪 フィギュアスケート男子フリー ( 2018年2月17日 )

<平昌冬季五輪・フィギュアスケート男子FS>記念撮影を終え、宇野昌磨(左)の頭を撫でる羽生結弦(撮影・椎名 航)
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 平昌五輪は17日、フィギュアスケートの男子フリーを行い、ショートプログラム(SP)3位の宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が202・73点をマークして、合計306・90点で銀メダルを獲得した。

 ほんわかとした口調の天然発言が持ち味の宇野がこの日も“宇野節”をさく裂させた。五輪で銀メダル獲得したことについて「このメンバーで2位になれてうれしい。五輪で2位だからうれしいとかはない」「他の試合の銀メダルとあんまり違いを感じなかった」などとあっけらかん。さらに「(五輪は)羽生選手にとって特別な場所なんだなっていうのはあったけど、僕にとっては特別じゃない。最後まで1つの試合でした」と心境を語った。また「正直、あんまり今後のためにならないかな。あまり緊張もしなかったし、新たな経験もしなかった」とも。22年北京五輪に向けても「先のことはあまり考えない。あまりこれといったことはない」とノープランであることを強調した。

 一方「順位のうれしさよりも自分の演技ができたうれしさが強い」「最初から最後まで自分に負けることなく、いい演技だった」などと五輪での3回の演技が満足のいくものだったことに充実感を漂わせた。また「ハビエル選手や羽生選手を見て、加点がつくジャンプを跳ぶことが足りないなと思った」と今後の課題を挙げてみせるなど、自らの演技の質をどこまでも追求し続ける姿勢を見せた。

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