羽生、久しぶりの感触 「スケートを滑る幸せ」をかみ締めた

[ 2018年2月17日 05:30 ]

平昌冬季五輪   フィギュアスケート男子SP ( 2018年2月16日    韓国・江陵アイスアリーナ )

演技を終え笑顔を見せる羽生結弦
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 【羽生に聞く】

 ――高い注目度の中だった。

 「とても満足している。いつもたくさんの温かい声援をいただけるが、試合に出られなかった期間もあった。久しぶりにこの応援を聞けてとても力になった」

 ――演技前に何を考えたか。

 「声援を聞くことができ、帰ってきたんだなと思っていた。スケートを滑る幸せな感じを久しぶりに試合で味わえた」

 ――冒頭の4回転サルコーは。

 「練習通りです。体が動いていると思っていた。感謝をしながら跳んでいた」

 ――演技後の心境は。

 「満足が一番。まだ明日があるという気持ちが頭の6割近くを占めている」

 ――得点について。

 「特に何も思っていない。やれることはやった。自分のコンディションの中でできることはやった」

 ――前回の五輪の経験は生きたか。

 「五輪を知っているのは強みだとは思います。(ソチ五輪で)SPでノーミスしたことにすがりたくなる気持ちもあった。幸い3カ月試合に出られず、スケートが楽しくて、皆さんの応援をすごく感じる。パワーをもらって無事滑れた」

 ――若い世代から追われる立場だが。

 「ハビエル(フェルナンデス)の世代より若くて、宇野選手やボーヤン選手(金博洋)の世代よりちょっと古くて中途半端な位置にいる。戦っている感覚はない。一緒にスケートができてうれしい」

 ――フリーへの期待は?

 「特別な期待はしていない。これからご飯をいっぱい食べて寝て備える。しっかりと回復したい」

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2018年2月17日のニュース