長谷川、インフルから完全復活 マスク姿も「もう大丈夫です」

[ 2018年2月17日 05:30 ]

平昌冬季五輪   男子スピードスケート

 スピードスケート男子短距離の長谷川翼(24=日本電産サンキョー)が16日、インフルエンザから完全復活を果たした。13日に39度の高熱を出し、検査の結果インフルエンザA型と判明。日本選手団の支援拠点となっている「ハイパフォーマンスサポート・センター」に隔離されていたが、氷上練習を再開した。

 4日ぶりに本番会場に姿を見せると6割程度の力で半周ほど滑るなど感触を確かめた。30分ほど汗を流すと、引き揚げる際にはマスク姿で「もう大丈夫です。完全復活です」と言い切った。

 長谷川は500メートル(19日)と1000メートル(23日)に出場する。昨年末の五輪選考会で500メートルで34秒60をマークし、12年に加藤条治(33=博慈会)が出した国内最高記録を約6年ぶりに塗り替えて自身初めて代表入りした。12日の記録会では全体2位となる34秒76で順調な調整ぶりをアピール。メダル獲得へ向け、「1週間でまだまだ上げていけるようにします」と話していたが思わぬアクシデントに見舞われた。それでも気落ちした様子はない。

 発症するまでは女子3000メートルで5位に入った高木美帆(23=日体大助手)らの活躍を見て「日本人はみんな頑張っているので、すごくいい刺激を受けますね」と話していた期待の新星。その後のメダルラッシュでチームが上昇気流に乗る中、自らも号砲に向けて急ピッチで仕上げていく。

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2018年2月17日のニュース