4回転5本成功!チェン「リスキー」演技構成で巻き返し「期待は忘れて楽しんで滑った」

[ 2018年2月17日 12:47 ]

平昌冬季五輪 フィギュアスケート男子フリー ( 2018年2月17日    韓国・江陵アイスアリーナ )

男子フリーの演技を終え、感極まるネーサン・チェン(共同)
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 平昌五輪は17日、フィギュアスケートの男子フリーを行い、ショートプログラム(SP)で17位と出遅れたネーサン・チェン(18=米国)はフリーで4種類6本の4回転ジャンプに挑戦し、5本成功する圧巻の演技を披露。自己ベストを更新し、歴代3位となる215・08点を叩き出し、合計297・35点とした。

 SPでは全てのジャンプでミスが出たが、フリーでは冒頭の4回転ルッツを成功させて波に乗ると、続く4回転フリップ―2回転トーループの連続ジャンプもクリア。フリップは手をついたが、後半も4回転トーループ―3回転トーループ、4回転トーループ、4回転サルコーを繰り出し、3回転フリップからの3連続ジャンプも成功させた。

 「SPはかなりひどかったから、期待は忘れて、楽しんで滑った」というチェン。「少なくとも自分のやるべきことはできた。4回転フリップでミスが出たけど、5回の4回転ジャンプと3回転半を降りることができた。氷上ではとてもいい時間を過ごせた。(構成は)リスキーだったし、ただただハードだっただけに、やり遂げることができて本当にうれしい」と演技を振り返った。

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