フィギュア男子の6位は米国のジョウ 異才を放つ17歳 IQでは世界一?

[ 2018年2月17日 14:42 ]

平昌冬季五輪 フィギュアスケート男子フリー ( 2018年2月17日    韓国・江陵アイスアリーナ )

健闘を見せた米国のジョウ(AP)
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 全米選手権で3位だったビンセント・ジョウ(17)が平昌五輪で6位に入賞。ショートプログラム終了時点では12位だったが、同じ米国勢のネーサン・チェン(18)同様、フリーでは果敢に4回転にチャレンジして順位を上げた。

 跳んだのは5回で成功は4回。フリーの技術点(112・24)はチェン(127・64)に次いで2位で、優勝した日本の羽生(109・55)を上回った。

 両親は中国出身で、姉ビビアンさんは全米屈指の理系大学、マサチューセッツ工科大(MIT)で脳科学を専攻する才女。そのアカデミックな家系で育ったジョウはソーシャルネットワークの中で「タイムトラベルができればどの時代に行きたいですか?」と質問されると、世界のメディアを驚嘆させる?回答で注目を集めた。

 AP通信によればジョウによる「回答」は下記の通り。

 「そもそも地球は時速6万7000マイル(約10万7800キロ)で公転し、時速1116・667マイル(約1797キロ)で自転してます。なので1秒でも過去に戻ってしまうと、空間的にはあなたが今、立っている場所からはるかに離れたところに行ってしまいます。なので(タイムトラベルを)うまくやるには科学がもっと進歩する必要がありますね」。

 フリーでの演技は大胆だったが、17歳とは思えぬ頭脳の切れ味にもスポットライトが当たった平昌五輪。大会を象徴する「濃いキャラクター」として会場をあとにした。

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