羽生結弦 金メダルで66年ぶり五輪連覇!宇野銀で日本ワンツー表彰台

[ 2018年2月17日 14:06 ]

平昌冬季五輪 フィギュアスケート男子フリー ( 2018年2月17日    韓国・江陵アイスアリーナ )

五輪連覇を果たした羽生は表彰台でNo・1ポーズ。左は銀メダルの宇野、右は銅のハビエル・フェルナンデス(AP)
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 平昌五輪は17日、フィギュアスケート男子フリーが江陵アイスアリーナで行われ、ソチ五輪・金メダルの羽生結弦(23=ANA)が206・17点をマーク。前日のショートプログラム(SP)111・68点と合わせ、計317・85点で金メダルを獲得。五輪男子66年ぶりの2連覇を達成した。これが日本の今大会金メダル第1号。宇野昌磨(20=トヨタ自動車)も計306・90点で銀メダルを獲得し、日本フィギュア史上初のワンツー表彰台となった。

 昨年11月のNHK杯の公式練習中に右足首を負傷し、今大会が同10月のロシア杯以来約4カ月ぶりの実戦復帰となった羽生。SPでは3つのジャンプをしっかり着氷し、自己の持つ世界歴代最高112・72点に迫る111・68点をマークし首位発進。

 フリーでも冒頭の4回転サルコーを見事に着氷し、前半は危なげなくジャンプを決めた。ジャンプの基礎点が1・1倍になる後半の4回転トーループでは大きくバランスを崩したが転倒せず。最後のジャンプとなった3回転ルッツでも前のめりとなったが、きっちりと滑り切って206・17点をマーク。合計317・85点で優勝した。

 自己ベストに肉薄する104・17点をマークしSP3位だった宇野は、フリーで冒頭の4回転ループで転倒したものの執念で立て直し202・73点。合計306・90点で、SP2位の元世界王者のハビエル・フェルナンデス(スペイン=26)をわずか1・66点上回り、銀メダルを獲得した。銅メダルはフェルナンデス。

 五輪初出場の田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)はSP80・05点、フリー164・78点をマークして、合計244・83点。フリーでは五輪ではまだ1度も決まっていなかった4回転サルコ―は冒頭で見事に着氷し、意地を見せ、18位だった。

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