公傷から復帰4戦目!天沼、首位と1打差

[ 2012年8月11日 06:00 ]

<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント初日>1番、ティーショットを放つ天沼知恵子

NEC軽井沢72第1日

(8月10日  長野県軽井沢72=6525ヤード、パー72)
 腰痛による公傷制度適用を受け復帰した天沼知恵子(37=太平洋クラブ)が5バーディー、2ボギーの69、首位に1打差の好スタートを切った。トップは4アンダー68で表純子(38=中部衛生検査センター)ら3人が並び、不動裕理(35=フリー)有村智恵(24=日本ヒューレット・パッカード)も4位グループにつけた。 

 久々に天沼に笑みが戻ってきた。終盤に2ボギーを叩いたが、1打差4位の好発進。「(手術直後だった)1年前は座るのもやっと。ゴルフをできるのが不思議な気がする」と振り返った。腰痛が悪化して手術に踏み切ったのが昨年8月。腰椎を削り、固定するボルト4本を埋める大手術で後半戦は欠場、軽いクラブを持ったのも年明けからだ。

 ボールを打つのは腰への負担も考え2時間が限度という。「私が練習量の一番少ない選手でしょう」。リハビリの一環としてロンドン五輪男子マラソン代表、藤原新を指導する樫木裕実さんのトレーニングも受けている。

 復帰4試合目、疲れがたまるとしびれの症状も出るが、軽井沢は01年大会優勝の思い出の地。「出るからには優勝してシードを取りたい」と意欲を見せた。

 ▽トーナメント特別保障制度 トーナメント中の負傷を公傷と扱い、負傷した時から1年間に限り、欠場中に有したシード権を保有することが保障される。復帰後は制度適用期間内に欠場した試合数と同数の試合を連続して出場できる。保障制度による出場試合で獲得した賞金は前年度分に合算され、加算額が前年の年のシード権を獲得する賞金ランキング50位以内に入れば、残りのシーズンのシード権を得られる。 

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2012年8月11日のニュース