ラストで表彰台…感無量の北島「4人で一つの力を出し切った」

[ 2012年8月5日 11:05 ]

男子400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得した(左から)藤井、松田、北島、入江

ロンドン五輪競泳

 男子400メートルメドレーリレー決勝で、日本は3分31秒26で初の銀メダルを獲得。この種目で3大会連続のメダルを手にした北島は「アテネ五輪から(メダルを)取り続けている種目なので何とか取りたかった。銀メダルという結果に満足。4人で一つの力を出し切った結果です」と喜んだ。

 背泳ぎの入江が米国に次ぐ2位でつなぐと、平泳ぎの北島は58秒64と8選手でただ一人の58秒台をマーク。ハンセンを抜いてトップに立った。バタフライの松田はフェルプスには抜かれたが、2位でアンカーに託した。自由形の藤井は「前の3人は絶対やってくれる。自分がしっかり泳げばメダルは取れる」とオーストラリアの追い上げをかわしてゴール。総合力でメダルを獲得し、4人は固く抱き合った。

 「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」と誓い合った後輩に支えられ、今大会初めて表彰台に上った北島。「思い出深い五輪になった。全ての人に感謝したい」と穏やかな表情で語った。

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