新谷「出し切った」9位 本職は5000、転向は否定

[ 2012年8月5日 06:00 ]

女子10000メートル決勝でゴールし笑顔の(左から)吉川、新谷、福士

ロンドン五輪陸上

 初出場の新谷が本職ではない女子1万メートルで日本歴代3位の30分59秒19で9位。「全力を出し切ったと思う」と達成感を口にしながらも「この世界はタイムより順位。少し悔しい」と入賞に一歩及ばず複雑な表情だった。

 スタートから飛び出し、福士、吉川と入れ替わりながら先頭を走った。5000メートル手前でケニアやエチオピア勢にのみ込まれたが、積極的な走りが奏功。「日本の結束が結果に付いてくると思った。別に宇宙人と走っているわけではないから」と振り返った。

 小出監督の門下生ではシドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子以来の五輪出場。長距離界期待の選手だが「1万メートル転向は気が遠くなって嫌。もう走りません」と笑いながら否定した。7日には本職の5000メートル予選が控える。「最初から飛び出していきます」と再び積極的に攻める。

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2012年8月5日のニュース