×

大学Information

【広島国際大学】離島でイキイキと暮らす高齢者を支援・交流

[ 2017年9月29日 05:30 ]

サロンで血圧測定をする看護学科の学生
Photo By 提供写真

 広島国際大学(広島県東広島市)の学生は2014年から、医療施設・設備が十分でない離島で暮らす高齢者と交流し、健康チェックや脱水・転倒予防教育を実施している。

 看護学科の学生が病院実習の折、離島に住む高齢者と出会ったのが設立のきっかけ。広島県には瀬戸内海に多くの離島があり、高齢化や過疎化が進む一方、島内に総合病院がなく、病気・ケガの内容によっては島外の病院に通わなければならないのが実状。それでも島の魅力をイキイキと語る高齢者らの姿に、学生らは「自分たちも島に行って何かをしたい」と同プロジェクトをスタートした。

 島内の各地区にある高齢者サロンに出向いて、健康チェックや健康教育を実施している。健康チェックでは、大学で演習を重ねた看護学科生が血圧測定を担当。知識を持っておくことで重い病気やケガを未然に防げる脱水・転倒予防教育のほか、医療栄養学科生考案の健康レシピも紹介する。また、島の祭りにもブース出展し、健康チェックやレシピ紹介で住民との交流を深めている。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る