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【横浜美術大学】学生が工事現場で「仮囲いアート」を制作

[ 2017年9月26日 05:30 ]

横浜美術大制作の仮囲いアート
Photo By 提供写真

 横浜美術大学(横浜市青葉区)は横浜市および竹中工務店・西松建設共同企業体と連携し、大岡川沿いの横浜市の市庁舎移転新築工事に伴う仮囲いにアートパネルを装飾する事業を展開。建設段階からの魅力的な景観形成とともに、市民の関心向上を図ることを目的としており、「横浜・水・未来」をテーマに学生らがパネルをデザインした。今後も段階的にアートを増やしていく。

 横浜市の現市庁舎は、1959年に開港100周年記念事業のひとつとして建設された。建築から50年以上が経過し、施設・設備の老朽化をはじめ、執務室の不足と複数のビルへの機能の分散化による市民サービスの低下や民間ビル賃借料の発生、業務効率の低下、危機管理機能の強化の必要性などの課題を抱えている。

 こうしたことから新市庁舎移転新築工事を決定。8月に着工し、2020年に竣工、運用を開始する予定となっている。

 同大学ではこのたび、市と工事施工者の竹中工務店・西松建設共同企業体と連携し、この工事現場の仮囲いに学生がアートを施す事業を実施することとなった。第一弾として、9月14日に37枚のパネルが掲出された。

 市松模様に並んだ1枚1枚のパネルデザインは、「横浜・水・未来」をテーマに34人の学生が制作した。2019年までの工事期間中、全長約52メートルの壁面に段階的にアートを増やす予定で、今後も市民を楽しませるパネルを制作していく。

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