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【金沢大学】「鈴木大拙―西田幾多郎記念国際賞」を創設

[ 2017年7月13日 05:30 ]

 金沢大学は今年度から新たに「鈴木大拙―西田幾多郎記念 金沢大学国際賞」を創設した。これは、哲学・思想・宗教分野で国際的に卓越した業績を挙げた研究者を顕彰するもの。研究の一層の進展を促すとともに、次代を担う若手研究者に対して大きな学問的刺激を与えることを目的としている。応募は自薦、他薦を問わず可能で、締め切りは12月15日。

 近代日本を代表する哲学者・思想家の鈴木大拙と西田幾多郎はともに石川県出身で、金沢大学の前身である第四高等中学校(のちに第四高等学校と改称)で学んでいた。このうち西田は1899年に第四高等学校の教授に就任し、およそ10年にわたって教鞭を執っていた。

 このたび金沢大学では、同大にゆかりのある2人にちなみ、臼井溢氏(昭和39年同大医学部卒業)の篤志を原資に賞を創設。哲学・思想・宗教の分野で世界的偉業を成し遂げた両氏に敬意を表するとともに、当該分野において国際的に多大な業績を挙げた研究者の功績を称え、同大のグローバル大学としての国際貢献と学術研究のさらなる発展に資することを目的としている。

 7月8日には同国際賞について記者発表会が行われ、同大の山崎光悦学長は「本国際賞が魅力あるものとして国内外に広く周知されるよう、みなさまのご協力をいただきながら、取り組んで行きたい」と抱負を述べた。

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