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“すくいの手”借り70センチスチールヘッド ハラハラのやりとりプロがヘルプ

[ 2022年3月9日 07:11 ]

特大のスチールヘッドを釣ることができました
Photo By スポニチ

 【石坂衣里の何でも釣ってやろう!】“釣り姉貴”こと石坂衣里が訪れたのは栃木県塩谷町にある完全予約制のプライベートグランピング場「408Club」。併設された大型トラウトのみが回遊するフィッシングエリアで釣りを楽しんだ。

 初めに使用したスプーンはウォーターランドの「アルミん」3・4グラム。カラーは白・オレンジ。魚に丸のみにされて歯でラインブレークされにくいサイズです。期待を込めた1投目。ルアーが着底したらゆっくりと巻きます。当たりがなければ宙層、表層といろいろなタナを探ります。

 「魚が浮いてきたら見えるんだけどなぁ?今は見えないなぁ」と釣り場のスタッフ。

 釣行当日は風が強く、早朝は雪が散らつくほどの寒さ。魚も寒くて活性が悪いのかな?と、考えながらポイントを移動したり、時々、ルアーの色を替えながら投げ続けました。

 すると何度目かの移動後の1投目で「ズンッ」と引き込まれるような強い当たりが。ヒットを狙うべく続けて投げていると魚がルアーを追ってきているのが見えます。活性が上がってきたようで、私もやる気が出てきました。

 しかしその場で粘ったもののその後、当たりはなく向かい風も強いので風の当たらないポイントへ。いろいろな層を広範囲に試しながら釣りをしているとスタッフが「スプーンの色を茶系にしてみたら?」と、提案をしてくれたのでチェンジ!

 投げてみると、魚が追ってきているのが見えるのになかなか食いついてくれません。悔しい。しかしルアーの色を茶系にしてから明らかに魚が追う回数が増えているので、絶対釣れるはず!と、思った瞬間「ゴーンッ!」とヒット。巻こうとするとドラグがジーーッと出ていきます。

 「これは大きいぞ」

 魚が走って巻けない時は無理をせずなすがまま。その間に鳴っているドラグ音が気持ちいいんです。

 ラインが切れてしまうのではないかとハラハラしながらやりとりをしていると、取材で来ていた村田基さんがタモを手に持ち私の横に。なんと、私の釣った魚をすくい上げてくださいました!

 釣れた魚は70センチくらいのスチールヘッド(この魚はニジマスが海へ下りて戻ってきた魚「降海型」だそうです)。

 釣った魚は長く触ると弱ってしまうので「408Club」では全て水中でのキャッチ&リリースですが、今回は撮影のため特別に持たせていただきました。

 モンスタートラウトとのファイトは顔がニヤけるほど楽しい!

 ▼釣況 408Club(栃木県塩谷郡塩谷町原荻野目582)=(電)090(1531)0408。釣りは現在、グランピング施設利用者のみ可能。

 ▼使用タックル ロッド/カーディフ エリアスペシャル S62SUL―F、リール/ストラディック C2000S(以上シマノ)、ライン/GT―R Pink Selection 4ポンド(サンヨーナイロン)。

 ◇石坂 衣里(いしざか・えり)1979年(昭54)生まれ、群馬県出身。釣り糸「サンヨーナイロン」アンバサダーとして活動。ヘラやトラウトの淡水をはじめ、沖釣りへも通い詰める癒やし系釣り姉貴。

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