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氷点下でもポカポカ、ワカサギ入れ食い 最高6点掛け絶好調!!長野・諏訪湖のドーム船

[ 2024年2月7日 04:30 ]

高橋さん夫妻は手ばね竿でワカサギの引きを楽しんでいた                               
Photo By スポニチ

 【釣り日和】長野県諏訪湖でワカサギを釣った。食いはよく、民宿みなとのドーム船では初心者からベテランまでが竿の曲がりを楽しんでいる。時に気難しくなるのは“湖の妖精”の性(さが)か?だからこそ面白い。(笠原 然朗)


 ハリは秋田キツネ2号で5本付け。オモリは1・5号。餌の紅サシを付けて5メートルの底へと送り込む。するとすかさず魚信。上がってきたのはいきなり10センチ超の“太閤”級だ。

 「昨日は湖に薄く氷が張ったせいか、トップが44匹でした」と民宿みなとの中沢滋さんは言う。どうやらいい日に当たったようだ。しばらく入れ食い状態が続き、大型は青物のように横に走る。「一寸の虫にも五分の魂」というが、4寸(約12センチ)の魚も侮るなかれだ。

 夫婦そろって手ばね竿で釣っていたのは「ワカサギ釣りは初めて」という長野県塩尻市の高橋祐太さん(41=自営業)と仁美さん(37)だ。

 新潟の海へ夫婦で出かけ、オカっぱりでルアー釣りなどを楽しんでいる。

 「最初は仕掛けを絡ませたりしていましたが、これだけ釣れると楽しいですね」と釣果は天ぷらや唐揚げにするそうだ。

 新潟県燕市の田辺純一さん(68)は、2泊3日でのワカサギの“ハシゴ”釣り旅。「明日は野尻湖へ行きます。あまり釣れていないようですが。いやー、諏訪湖は数釣れますね」と水深20メートル以上の深場を狙う難関、野尻湖を前に、小型クーラー満杯のお土産を確保した。

 数釣りのためにはマメな餌替えが大事。食い渋りのときはサシはハサミで半分に切るのも方法だが、この日は1匹付けでも連で釣れる。仕掛けを2セット連結して10本バリで遊んだ。底まで落として最初の当たりで合わせて、上へ上へと誘い上げながら追い食いを狙う。最高で6点掛けもあった。

 外気温は氷点下だがドーム船の中はぽかぽかと暖かい。釣れれば心もまた温まる。


 ≪スノボついでに初挑戦で59匹≫ 民宿みなとでは「ワカサギ2時間パック」を用意。3300円(遊漁料1000円は別途。中学生までは遊漁料無料)で乗船料、ワカサギ専用貸し竿(手ばね竿)、仕掛け、餌がセットに。スタッフが丁寧に釣り方を教えてくれる。この日は東京都練馬区の三浦雄大さん(21)ら大学の同級生4人連れが挑戦。「スノボに来たついでに初めてワカサギを釣りました。59匹釣れましたが、それって多いのですか?」と三浦さん。釣りのセンスもいいですよ。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、岡谷・民宿みなと=(電)0266(23)4423。出船は午前7時。乗合料金は4000円。遊漁料1000円は別途。各種割引あり。

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