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愛媛県南宇和郡愛南町・武者泊 50&48センチの良型イシダイ連発!! 乗っ込みシーズン好スタート

[ 2024年4月17日 05:30 ]

納竿間際に宮井さんが50センチのイシダイを釣り上げた
Photo By スポニチ

 ようやく磯底物が乗っ込みシーズンを迎えた。そこでもうそろそろと4月1、2の両日、愛媛県南宇和郡愛南町の武者泊へ釣行してみた。荒天の合間を縫い、釣れ出しの早い沖の磯・ヤッカンへ上がった。期待と狙い通りに良型のイシダイやイシガキダイが飛びついてくれ幸先のいいスタートとなった。 (スポニチAPC・木村 俊一)

 初日は昼から武者泊港を出る夕釣りだ。釣友の前勉さん、宮井弘さんとヤッカンのヒナダンで竿出しをする。潮は夕方まで引き潮、ヒナダンでは舞い込み潮で釣りやすい条件だ。3人で並んで釣りを開始する。

 用意した餌はサルボ貝とウニ。宮井さんは瀬戸貝で狙う。まだ水温の低い時季なので、海底近くを狙ってみる。リールのカウンター23の深場だ。1投目から竿先が動く。緊張させられたが本命ではないようだ。これは25センチのアカハタだった。

 この後、本命のアタリが出て竿先が海面に向かって吸い込まれるように入る。合わせを入れるとなかなかの抵抗だ。手応えも十分な魚だったが、中層まで巻き上げてきたところで、海中の障害物に掛かってしまう。緩めて出るのを待ったが、残念ながらこれは取りこぼしてしまった。

 次も私の竿が引き込まれて35センチのイシガキダイがヒット。続いて前さんが竿を曲げて48センチのイシダイをゲットと本命の登場にホッとする。夕方までに私が42センチのイシダイと40センチのイシガキダイ。前さんが35センチのイシガキダイを釣り上げてまずまずの出足。

 2日目はヤッカン北の船着きに上がった。ここも22メートルの深いポイントを狙う。潮は満ち潮なのだが、潮回りが小さいためか緩い引き潮の流れだった。昨日のヒナダンと比較して餌取りが少なくて釣りやすい。石物のアタリもサルボ貝を1つずつ食っていくような小さなアタリだ。5、6個刺しているのでじっくり待つ。確実に食い込んでいくまで待って合わせを入れる。

 グングン締め込む強い引きを楽しみながら浮かせる。45センチの美しいイシダイだった。続いて前さんも40センチのイシガキダイを取り込む。潮は満ち潮なのでアタリは続くが、魚が反転して針掛かりするまでに時間を要する。しかし、焦って魚をばらして散らせてしまえば、寄せるのに時間がかかるので慎重に食い込みを待つ。1匹また1匹と追加していく。4匹目はかなり強い引きだ。グングン走り回って抵抗する。浮かせたのは幅広の魚体、50センチのイシダイだった。

 昼の納竿直前に宮井さんが「来たぞ」と声を上げる。かなりの竿の曲がりだ。海面に浮いたイシダイを見て「いい型だぞ」と前さん。宮井さんが抜き上げたのは50センチのイシダイ。この後も宮井さんは勢いづいて、同サイズを追加。これで3人とも本命のイシダイを釣り上げたことになる。

 私の釣果は朝釣りと夕釣り半日ずつ、正味1日分の釣りでイシダイ5匹とイシガキダイが3匹。時季的にみても十分な釣果。武者泊の磯底物はこれから本格的な釣期を迎えるので楽しみだ。

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