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マアジだ“1投1匹”連発モード 春から熱い東京湾!!良型イシモチとダブルも

[ 2024年4月5日 04:30 ]

好調な食いに満足げな高野夫妻
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】今では周年楽しめる東京湾のマアジ。5月の最盛期を前に脂が乗り出した。久々に甘~いタタキが食べたくなって、横浜新山下・渡辺釣船店へ。魚は腹ペコ状態、連続ヒットを楽しんだ。(スポニチAPC・林 悠二)

 桜が開花。マダイの乗っ込みXデーも秒読みに入った。狙うにもあいにくの春嵐続き。ナギの合間を縫って選んだのが好調続きのマアジだった。

 午前と午後のハーフタイム船。正味4時間の手軽さからファンは多い。

 この日、午前船は12人が竿を出した。5組がペアで、単独は2人だけ。釣り場は航程20分の本牧沖。雨こそないが、北東の風がやけに強い。「水深22メートル、タナは底上2メートル」。投入合図を出すのは杉村裕二船長だ。

 ビシにコマセを詰め、赤イカ玉と青イソメ餌で海中に送り出す。投入直後、待っていたとばかりにククン…と魚信。身厚の20センチ級だ。再投入すると、待つ間もなく次の当たりが。

 このエリアでの狙い方は簡単。ビシが着底したら、海底から1メートル巻き上げてコマセをまく。さらに1メートル巻き2回強めにシャクるコマセワークで待つと当たりが出る。手軽に狙え数も伸びる。ビギナーに人気があるが、釣果アップを望む中級者をも夢中にさせる魅力も兼ね備えているのだ。

 「またきた」「こっちも」――胴の間で快調に飛ばすのは、東京都杉並区で韓国とタイ料理店を経営する高野麻子さん(51)。同行の夫・宏二さん(55=書道家)と交互に釣り上げる。

 トモで数を伸ばすのは同多摩市の小野史矢さん(43=会社員)と、春休み中の結歩(ゆうあ)さん(11=小6)親子。「底から2メートル上げて竿を振って待つだけ。簡単です」と結歩さん。

 筆者の竿も良い調子に曲がっている。1投1匹の連発モード。そのマアジに交じって、良型イシモチも掛かってくる。タナを1メートル下げて、底近くを狙うとヒット。先バリのイソメがお目当てか、ダブルで掛かることも。

 周年マアジを狙う釣り船が多く、釣り人のまくコマセの量も半端ない。マアジばかりか他の魚も、新鮮で極上のイワシミンチをお待ちかね。育ちも早く、まさに好循環。巨大な天然養殖いけす化した湾内の魚。味が良いのもうなずける。

 短時間ながら平均30~40匹。高野夫人は45匹、小学生の結歩さんは23匹をマークした。

 ▼杉村船長 午前、午後船共に今季は好調続き。小ぶりちゃんも交じるけど、数は出ます。60匹以上釣る人も。魚は脂肪が多く酸化が早いので、下処理はお早めに。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、横浜新山下・渡辺釣船店=(電)045(622)8381。出船は午前7時と午後0時半。乗合料金は6000円、女性5000円。夜カサゴ・メバル船も出船中。(スケジュールは要確認)

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