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極小フライで37センチ・レインボー 真冬でも絶好調 埼玉「川越フィッシングフィールド」

[ 2024年2月5日 07:05 ]

風の合間にヒットした37センチの幅広ヒレピンニジマス
Photo By スポニチ

 【釣りの旅】埼玉県川越市にある川越公園内の「川越フィッシングフィールド」は誰でも気軽に楽しめる人気のプール管理釣り場だ。真冬の現在もルアー&フライフィッシングどちらも好調。また毎週末に掘り出し物が見つかると人気のフリーマーケットを紹介しよう。(バリバスフィールドスタッフ・吉田 俊彦)

 川越公園は埼玉県で3番目の水上公園として開設された。例年10月末から翌年3月末にかけ、複数あるプールを利用し、トラウトフィッシングが楽しめる。釣り場はルアー専用の「多目的プール」、ルアーに加えてフライフィッシングが思いっきり楽しめる「造波プール」の2カ所。最も目立つのが公園のシンボル「はつかり丸」が鎮座する「流水プール」だが、現在は改装工事のため今季は釣りをすることができない。

 大寒を迎えた土曜日の昼過ぎ、筆者は長男・知来とフライで釣行した。多目的プールの盛況ぶりに比べて、造波プールの入釣者は4人ほど。それでもキャストを始める前には周囲の釣り人に「ここで釣っても良いですか?」と一声かけてコミュニケーション。どこの釣り場でも、楽しく安全に釣りをする最大かつ最強のコツは、自分からあいさつすることなのである。

 遠浅な造波プールは水温が上がりやすく、真冬でもユスリカがハッチする。ミッジフライテクニックを磨くには最高の場所。ポイントは深さ1メートル以内の浅場だから、シングルハンドロッドで十分。立ち込まない方が釣れる。強風の中、白っぽいドライフライをキャストすると長男が20センチ級のレインボーをヒット。大寒の時季にドライで釣ることは格別なのだ。その後、強風の合間にユスリカがハッチし、太陽が傾きかけても魚はライズを繰り返す。

 焦る筆者にとっての最大の難関は、小さなドライフライのアイに糸を通す作業だ。やっとのこと極小フライに替えた途端にいきなり良型がヒットした。ラインを引き出して抵抗を見せた魚体は、ヒレピンの37センチのレインボートラウト。ヒットフライは#20のユスリカアダルトだった。逆風の中、バリバス「スティルウォーターFHT」にリーダーはマスタースペックプロ6・5Xを使用。フライを強めにオーバーターンさせての釣果だった。

 ▼問い合わせ 川越公園(埼玉県川越市池辺880)=(電)049(241)2241。入漁料は1日券は大人2900円、小・中学生1500円。土日祝日は午前(6~11時)と、午後(正午~5時)の2部制で、共に大人2300円、小・中学生1100円。ルールはシングルのバーブレスフックのみ使用可、ラバーランディングネットは必携。今季営業は3月31日まで。

 ≪フリマで掘り出し物を≫土・日曜、祝日を中心に年間で100日以上開催される「フリーマーケット」は今や川越公園の代名詞。首都圏でも有数のフリマの聖地として有名になった。アパレル商品のほか、アウトドア関連の出店もあるので、ぜひのぞいてみよう。良い買い物をするには「午前8時半までに到着するのが良い」と常連さんからのアドバイス。また春休み期間中は連日、各種団体が日替わり出店するので、掘り出し物に出合うチャンス。釣り&フリマも両方楽しんでみてはいかがだろうか。

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