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Sサイズ「アマダイピカタ」味S級 オーロラソースが決め手

[ 2024年2月9日 05:30 ]

アマダイのピカタ
Photo By スポニチ

 【一釣一品食べま専科】アマダイのピカタを食す。ネットリ感たっぷりな目つきは、まるでいま話題の某女優のようでそそられる。40センチ級のピンク色の肢体を求めて、神奈川県平塚・庄三郎丸へ向かった。(スポニチAPC・町田 孟)

 クーラーの中はまるで合コン状態なんだ。より取り見取り。どれもおいしくいただけちゃう。ムフフ、変な想像はなしだよ。アマダイはもとより、イトヨリ(刺し身、塩焼き)、アカボラ(刺し身)、トラギス(天ぷら)、珍しいカガミダイ(刺し身)まで。胃袋をくすぐるじゃあないの。

 いいナギ。富士山もくっきり。このところゴーマルに近い大物も出ているし、シロアマも出没する50~60メートルの浅場からスタート。

 【釣戦】1投目でいきなり20センチちょい。まあ、幸先はいい。立て続けにイトヨリ。これもSサイズ。ところがその後パッタリ。「底ダチを取ったら1メートル巻いて誘って。少しずつ浅くなるからタナを取り直して」。新盛厚船長の指示に従ったんだけれどねえ。「潮が動かないよ」。船長もお手上げ状態だ。

 こうなったら、と置き竿、小刻みな誘いと手を替え品を替えしたが、お目当ての熟女は振り返りもしない。

 深場(90~100メートル前後)に移動後、ポツポツと反応が。即合わせする。でもね、巻き上げ途中でもブルブル暴れるじゃないの。アカボラ。タナはアマダイと同じなのに、なんでだい。結局本命は22センチが最大。40センチは?のサイズに終わった。

 【クッキング】小型を2匹。ウロコを丁寧に落として三枚に。3~4時間は脱水シートか紙塩に包んで、身を引き締めるんだ。軽く塩こしょうして、小麦粉をまぶす。ボウルなどで卵とパルメザンチーズを加えてかき混ぜた“衣”をまとわせる。

 フライパンにバターをたっぷり、オリーブオイルを少し加えて中火に。バターが泡立ったら並べ入れて5分。いい香りがしてきたら頃合いだ。ソースはかんきつ系がお薦めだが、あえてオーロラにした。

 家人いわく。「コレ、おいしーッ。なんでもっと大きいの釣れないの。テクが未熟なんじゃあ?」。年なもんで枯れ過ぎてんです。

 ≪中嶋さん福田さん上々の一日≫右舷胴の間で楽しげに釣っていた横浜市の中嶋昌吾さん(49=会社員)のハリのチモトにはフラッシャーが。「静岡県掛川市で買いました」。YouTubeで見た短い仕掛けを参考に、アマダイ2匹と30センチ級のイトヨリ。同僚の福田忠志さん(49)と共にアマダイは3回目で、福田さんは釣り歴が長くいわばコーチ格。「いやとんでもない」と謙遜しながら本命7匹は船中2番手。カレイも追加して上々の一日だったようだ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012、出船時間は午前6時半、乗合料金はオキアミ1パック付き1万500円。道糸2~3号、オモリ40号使用。

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