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ウワサの尺上31センチ・カサゴ マアジ、タチウオと3目達成

[ 2024年2月22日 04:30 ]

最後の一投で仕留めた“尺投”31センチのカサゴ。驚きの一匹だった
Photo By スポニチ

 【金澤美穂の釣美女主義】年間200日以上釣行する釣りガール・金澤美穂が、東京都南六郷・ミナミに乗船し、今月から加わった新ターゲット・カサゴを楽しんだ。リレー船ではタチウオ、マアジの3目“パーフェクト”を目指した。

 安達任伯船長の落語のような楽しいマイクパフォーマンスを聞きながら出船。ミナミ名物「日替わり船」のこの日のメニューはタチウオ、マアジ、カサゴの3目狙い。「あれも、これも釣りたい」という顧客のリクエストに応えるうちに、リレー船が定着してしまったのだそう。

 楽しみにしているのは、2月に始まったばかりのカサゴ。目下のところ食いは順調で、時には尺(30センチ)超が交じるそうなので期待も高まります。すでにお土産分のタチウオ、マアジは確保しており、3目達成といきたいところ。

 ポイントに到着すると、安達船長が「マアジの仕掛けの方が釣れるよ」とアドバイス。根魚をコマセで寄せて釣るの?専用外の仕掛けで大丈夫なのかなと疑問に思いながら、付け餌の青イソメを長めに付けて投入。底上1メートルでコマセをまいて、優しく竿を上下させ誘ってみたが、船長やっぱり釣れないじゃない。焦り始めたところで、釣れているお客さんのマネ作戦。長めにステイしてふわ~っと誘い上げてみると、ヒット。25センチ級のダブルはかなりうれしい。

 長めステイを心がけていると、プル、プルっと当たりが分かりやすくなり、コツをつかんでからは入れ食い街道一直線。最後の一投にクライマックスが待っていた。ステイした時にモゾモゾっとモタレが出たので、聞き上げるように合わせてみると竿先が海に突っ込みゴン、ゴンと豪快に信号を送ってくる。これまでとは異なる手応えに違う魚かも。上がってきたのは31センチ。ウワサの尺上は強烈な引き味でした。

 小型はリリースして、中~大型の個体はしっかりと血抜きをし、船長オススメのしゃぶしゃぶに。身はぷりぷりで本当においしかった。


 ≪同じ仕掛けで≫出船して最初に狙った猿島沖のタチウオの反応は底上3~7メートル。細かく誘い上げてくると、3メートルのところで餌を甘がみし始めたのを確認。優しく竿を揺らすと、ガマンできなくなったタチウオが餌をパクリ。よっしゃ、勝った。この感じはチョー気持ちいい。指4本分(F4)主体ながら、短時間で10匹をゲット。冬タチ特有の豊満ボディーはたまらない。一時の食い渋り状態から、現在は2桁も狙えるほど釣果も上向いてきているので期待は大。

 続けて本牧沖へ。ライトタックル(LT)で狙うマアジの出番。こちらは1投目から20センチ超の食べ頃サイズが一荷で釣れるなど好調そのもの。LTなのでダイレクトに伝わってくる引きはドキドキもの。サイズは小~中型主体でしたが、仕掛けを入れればすぐに当たりが出たほどの好調ぶり。それにしても、マアジと同じ仕掛けでカサゴが釣れるのは何だか不思議な感じ。魚の気持ちを理解するのは、難しいことを実感しました。

 ◇当日のタックル 竿=「ライトゲームXR」TYPE73MH195、同TYPE82MH180、リール=フォースマスター200DH、ベイゲーム150DH(以上 シマノ)

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、南六郷・ミナミ=(電)03(3738)2639。出船は午前7時半、乗合料金は1万500円。出船時間と料金は、釣り物によって変わるので要問い合わせ。

 ◇金澤 美穂(かなざわ・みほ)1989年(平元)生まれ、神奈川県出身。釣り雑誌、ムービーなどで活躍中。シマノモニター、オーナーばり船フィールドスタッフ、サニー商事イメージガール。

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