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“入間詣”で40センチ口太メジナ 30センチ前後のイサキ、60センチのイスズミも乱舞

[ 2024年2月16日 04:30 ]

40センチの口太メジナを仕留めた鈴木さん
Photo By スポニチ

 【磯&堤防ガイド】メジナやイサキ、その他多彩な魚が乱舞する!絶好調だった静岡県南伊豆・入間の沖磯へ向かった。久しぶりの“入間詣”。果たして結果は…。(スポニチAPC・恩田 誠)


 昨年の後半から、10年ぶりぐらいに南伊豆の沖磯に渡るようになった。足元の悪い岩場の道を歩かずに済むこと、場所取り合戦に参入しなくて良いことなど、沖磯には利点が多い。

 今回出かけた入間の磯には魅力的な釣り場がたくさんあるが、渡船が4隻もあることから、希望の磯に渡れる可能性はやや低い。それでも今回は、筆者のような年寄り向きの足場の良い「タタミ根」に渡礁することができた。

 ここは足元に妙味があるものの、なんと際には2匹のサメが行ったり来たり。そこで、神奈川県伊勢原市の中島秀吉さん(52=自営業)が、やや太めの仕掛けを使って1・5メートルほどのサメを仕留めてくれた。これによって磯際にはメジナの群れ、沖にはイサキの群れが集まり始め、30~35センチの尾長メジナ、30センチ前後のイサキが面白いように釣れ始めた。

 磯際にコマセを入れると40センチ級のメジナが多く集まる。しかし、それよりも大型のイスズミも集まり始め、何度も仕掛けをひったくっていった。

 長いやりとりの末、ハリスは何度も切られたが、やっとの思いで釣りあげたのは60センチほどのイスズミだった。まあ、本命ではないけれど、尾長メジナに近い強い引きを味わわせてくれ、おまけに仕留めることができたので、釣り魚を食べない筆者にとっては、十分に満足がゆくものであった。

 隣で竿を出していた横浜市の鈴木靖明さん(63=会社員)は、やや沖めにできる潮目を丹念に探っていた。沖にはイサキが多かったけれど、やがてイサキとは異なる強い引きがあったようだ。上がってきたのは、40センチジャストの口太メジナ。やや物足りなさそうであったが、35センチ前後が多かっただけに、ギリギリ合格点には達したようだ。

 例年、これから水温がもっとも低くなる。そうなると、数は伸びなくなるが、やや深めのタナを軽い仕掛けで探ってゆけば、大型メジナに出合える可能性は高くなる。一発、大型狙いであれば沖めの磯よりも地磯に近い場所の方が可能性は高い。ただ今季は水温が高めに推移しているため、例年通りにはいかないかも。

 もっとも、意外性の高いのが磯釣りの醍醐味(だいごみ)でもあるのだが…。


 ▼釣況・渡船 入間荘=(電)0558(65)0515。渡船料は5000円。

 ▼交通 国道136号を下田から松崎方向に進み、差田交差点で県道16号へ。白坂トンネルを出たすぐ先を右折。港周辺に無料駐車場あり。

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