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船中第1号!60センチ超、計10匹! 乗り乗り!!シーバス攻略

[ 2024年2月12日 04:30 ]

60センチ超を含め計10匹を釣り上げ笑顔
Photo By スポニチ

 【ヘビメタが釣る!】ヘビメタバンド「SEX MACHINEGUNS(セックス・マシンガンズ)」のリーダーのAnchang(あんちゃん)が向かったのは、東京湾のシーバス釣り。得意のルアーで“メタリックボディー”なヤツとの勝負に挑んだ。


 ヘビーメタルが、メタルジグで、メタリックな魚を釣るぜぇ~そんな歌を車の中で叫びながら、横浜市の山下公園近くの渡辺釣船店へ。しかし、この日はとても寒く、若干の風もあり、釣果に影響するのでは?釣りにくいのではないか?など少々の不安を抱えながら出船。おや?思ったほど風は気になりません。ただし、寒さは指先の感覚を奪いますね。

 まず、冬場のシーバスとはどんなものなのでしょうか?サイズは大きくなりますが、産卵のため、沖へと抜けていってしまいますので、釣るのが難しくなってきます。でもご安心ください。船に乗って魚がいる所へ釣れていってもらえば良いのです。水深20~30メートル付近の底にべったり張り付くように群れをなしておりました。ただし、水温の低いこの時季は魚がいてもなかなか口を使ってくれません。ロッドとリールの操作でうまく誘わなければ良い釣果は得られないのです。もちろん、ルアーの選択、カラーの選択も大事になってきますね。つまり、ゲーム性が高いといえるでしょう。

 港から30分ほど走り、第1ポイントへと到着。案の定、魚探にはたくさんのベイトと、シーバスが映っておりました。基本的にはメタルジグ60~80グラムを落として巻くだけですが、フォール中に食ってくることが多いので、ラインの動きに注目してください。巻き方も、その日のパターンがありますので、船長にアドバイスをもらうか、釣れている人のマネをしましょう。

 では1投目。ジグを落としてから、底に着いた瞬間でした。いきなり来ました。なんて素晴らしい日だ!メタリックに輝く、丸々と太った60センチオーバーのシーバス。なーんだ、難しくないじゃん…おや?船中誰も釣れていないことに気づきました。ま、まさかのまぐれフィッシュ。金子大士船長いわく「魚もベイトもいるけど、ちょうど潮止まりだからなかなか食ってこないね…」。それからパッタリと当たりがなくなってしまいました。

 1~2時間たった頃、ポツポツと船中に魚が上がり始めました。潮が動き始めたのです。筆者にも2匹目がやっと来ました。その後、爆釣ではありませんが、当たりも出始めいい感じです。さすが、常連さんたちは連発し始めます。うらやましくもあり、釣り方で釣果に差が出るという面白さも感じながら、最後のポイントに入ります。気が付けば、めちゃくちゃ楽しんでいる自分がそこにおりました。ちなみに筆者がゲットできたのは10匹。バラシも多数…すみません。そのうち3匹ほどピカピカの個体を持ち帰りろう人形にして…いや、三枚におろしました。脂の乗ったうまい魚を食べたかったのです。この日の釣果は8~22匹。なんだかんだいって、十分すぎるのではないでしょうか。サイズは50~60センチ。最大で68センチでした。

 帰宅後、60センチ級の魚をさばくだけでも大仕事。当然ながら台所は血みどろに、胃袋からは大量のイワシ…これぞまさにヘビーメタル!


 ◇Anchang(あんちゃん)本名・安藤弘司。ヘビメタバンド「SEX MACHINEGUNS」のリーダーでボーカルとギターを担当。代表曲には故郷・愛媛の名産品を歌った「みかんのうた」などがある。無類の釣り好きで、釣り歴は40年以上。

 ◇当日の使用ジグ メタルフォーカス60グラム・85グラム・100グラム。チビマサムネ80グラム (以上 スミス)

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、横浜新山下・渡辺釣船店=(電)045(622)8381。出船時間は午前7時、乗合料金は1万円。

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