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初タチ病みつき間違いなし 魚影濃く大型ぞろいで初心者おすすめ 宮城県仙台湾塩釜・みなとや

[ 2024年3月16日 04:30 ]

良型を連発する角浜さん。初挑戦でこの釣果。病みつきになること間違いなし
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】宮城県仙台湾に新たなターゲットが到来し、釣りファンが熱視線を送っている。狙うのは良型のタチウオだ。ビギナーでも大型のチャンスがあり、手応えは抜群とのこと。早速、塩釜・みなとやから出船した。(スポニチAPC・菅野 順也)

 みなとや釣具店内にあるタチウオ仕掛けコーナーで、鈴木順雄社長は「テンヤもジグも商品を陳列するとすぐに売り切れて、また注文ですから。人気の高さを物語っていますね」とにこやかに話す。

 午前5時半、出船したみなとや丸のかじを握る秋元勝治船長は「このところよく釣れています。数を狙いたい人はジグ、型狙いにはテンヤをオススメします。テンヤなら電動の微速巻きの誘いだけで食ってくるほどの魚影です」。期待が高まったところで船団に合流。「水深は35メートルです。海底から4メートル上付近に反応が出ています、やってみてください」とゴーサイン。

 投入して仕掛けがタナに届くと、テンヤ組もジグ組もすぐに竿が引き込まれた。船釣りは大半がジギングで狙うという宮城県多賀城市の村上聡さん(40=会社員)は「魚影が濃いので、フォール中の当たりがほとんど。合わせを入れてフッキングした瞬間がたまりません」と良型を連続ヒット。タチウオ初挑戦だという同県名取市の角浜政義さん(50=会社員)は「もっと難しいイメージがあったのにこんなに簡単に釣れるなんて。独特な引きの強さにも驚き」とパワーに魅了された様子。

 手返し良く数を伸ばすジグ組に対し、型狙いのテンヤ組の竿も曲がりっぱなし。この日は活性が高く、シェークしてじっくり誘うよりも、ストップ&ゴーで“攻め込む”釣り方に分があった。リールを2回転巻いて止めると、筆者のテンヤに食い上げるような前当たりが表れた。さらに1回転巻いて止めると「ゴツン」と力強い感触が伝わり、負けないような勢いで合わせると根掛かりのような重量感に変わった。大型を確信。浮上したのは123センチのドラゴン級だった。

 この日のトップはジグで20匹、テンヤで17匹。どれも大型ぞろいだが、タチウオの別名は“オバケ”。いつ消えるか分からない。狙うなら今だ。(がまかつフィールドテスター、ヤマトヨテグスフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ)

 ≪テンヤで休日を満喫≫テンヤで狙っていた仙台市の湯浅涼さん(85=医師)は、釣り好きが集まった仙台沖釣り会の会長を務めている。船釣りはお手のもので「釣り場まで向かう船で朝日を浴びると、一日の始まりを実感できますね」と休日を満喫していた。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、塩釜・みなとや=(電)022(366)3709。タチウオ船の出船時間は午前5時半、乗合料金は氷付き1万1000円。

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