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あっぱれ社長 アマダイ「ゴーマル50・7センチ」 まるで釣りバカ日誌“スーさん”黒羽秀朗さん総合V

[ 2021年12月15日 08:08 ]

大会唯一のゴーマルを釣り上げた黒羽さん
Photo By スポニチ

 【スポニチカップ2021スポニチ「茅ケ崎アマダイ釣り大会」】スポニチカップ2021スポニチ「茅ケ崎アマダイ釣り大会」が12日、神奈川県茅ケ崎市の沖右衛門丸で開催された。4隻に乗船した80人の参加者の中で、3号船に乗船した町田市の黒羽秀朗(くろは・ひであき)さん(56=会社社長)が50・7センチを釣り上げ総合優勝した。(笠原 然朗)

 相模湾のアマダイ釣り大会は、11月14日の平塚・庄三郎丸開催に続いての第2弾。目指すは50センチ超の「ゴーマル」だ。

 前回大会で51センチを釣って優勝した函南町・安藤美人さん(58=会社員)の顔も木村康弘船長がかじを握る5号船で見つけた。江の島沖の110メートルダチ。

 左舷ミヨシで前チャンプが明らかに大物と分かる1匹とやりとりをしている。

 作戦は前回と同じ「置き竿」釣法。タナは底上2・5メートルでリールのドラグを緩めて静かに当たりを待った。

 だが掛けた大魚は、4号のハリスを切って逃走。その後に47・9センチを釣って気を吐いたが連覇には届かなかった。

 一方で大会で唯一の「ゴーマル」を釣り上げ優勝したのが黒羽さんだった。釣り座は右舷胴の間。「タナは1・5メートル。ゆっくり誘い上げて落としていく途中でガツンと食いました」

 建設・分譲住宅販売などを手がけている「住宅情報館」(本社神奈川県相模原市)の社長として約1300人の社員を率いる。SNSなどで自らの釣果を披露していることもあり、釣りが好きなことは社員の間でも有名なのだとか。トップが手にした栄冠に、社内でも祝福の声が聞かれたことだろう。

 ▽APCの目

 日中の気温、水温が11月上旬並みの20度超え。風はあるが寒くない。潮も澄み絶好の条件ぞろい。折しも1、2月にかけては大物狙いの好機だ。大会ターゲット、「ゴーマル」が望める。しかし、好条件にそぐわず、食いの方は全般的にやや渋め。ただ水深100メートルを超す深場だけにゲストは多彩。何人もが高級なオニカサゴを手にしていた。審査を担当した2号船は本命41・3センチでストップ。そんな中でもやはりゴーマルが出たし、40センチ超級が何匹も…。南西風が吹きだした終盤には活性が高まり、後ろ髪を引かれる思いで納竿した人もいたのでは…。(林 悠二)

 ◇大会成績(アマダイ1匹の全長、単位センチ)

 ▼総合賞 (1)黒羽秀朗(町田市)50・7=3号船(2)伊藤公司(福生市)48・5=28号船(3)安藤美人(函南町)47・9=5号船(4)小池信子(狭山市)41・3=2号船

 ▼船別賞

 ◎2号船 松田慎也(世田谷区)35・5◎3号船 浅生亮平(豊島区)46・0◎5号船 石島郷史(豊島区)40・2◎28号船 岡崎明広(小田原市)38・9

 ▼女性賞

 芝祐子(茅ケ崎市)28・5=3号船

 ▼ジュニア賞

 山田航太郎(相模原市)21・1=5号船

     =敬称略=
 ▽主催
スポーツニッポン新聞社 東日本釣宿連合会
 ▽特別協賛
アサヒビール
 ▽後援
バリバス
 ▽協賛
大塚食品、オカモト、サクラ高級釣竿製造所、サニー商事、シップスマスト、シマノ、上州屋、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、釣り船情報ぎょさん、デジタル魚拓DGS、ハイアールジャパンセールス、ハヤブサ、マルキユー、マルサンアイ、宮島醤油、ルミカ

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