「銀髪鬼」タチ!!紅白ユッケダァー!! 生サバ短冊で闘魂注入 凶悪ヒール攻略

[ 2021年9月21日 07:02 ]

タチウオの紅白ユッケ
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 【一釣一品 食べま専科】タチウオの紅白ユッケを食す。東京湾のタチ船団はもはや当たり前の光景だ。相模湾にも銀色の恵みがやってきている。急ぎ平塚・庄三郎丸へ。(スポニチAPC・町田 孟)

 異種格闘技のファイターたちが群れている。マグロだ、カツオだ。イナダ、カンパチ、シイラもいる。そこへタチが牙をむいて襲来だもの。血が騒ぐよねえ。

 フレッド・ブラッシー。1960~70年代にかけてプロレスで活躍した伝説のヒール。歯をやすりで研いで決め技はかみつき。相手を血まみれにする荒業から「銀髪鬼」と呼ばれた。さしずめタチは、海のブラッシー。

 一方で、おつゆたっぷりの豊満な肉体にも大いにそそられる。海のマダムヤンか。凶と艶。極端な差がタチに強くひかれる理由かも。

 【釣戦】相模湾の期間は長くない。「ずっと続いてくれるといいけど」。後藤久船長=写真=の本音だろう。

 仕掛けはハリス5号1本バリ1・5メートル。当日配給の餌はコノシロ。特餌は生サバ。「外道で来たら短冊にすると反応が違う」。

 釣り方はセオリー通りにリールを小刻みに回転させて探り上げてくる、はずだった。ところが、4時間近く船中音沙汰なし。やっと10時すぎ、お隣さんが第1号。途中で確保した“お宝”を使って、その後もポツポツ。

 僕にもタイミングよくサバが。出遅れを挽回しようと誘いを変えた。シャクリを大きく、間隔も長めに。リールは半回転ずつ。来ましたね、オデコを免れたし安堵(あんど)の中型だ。実は、お隣さんを盗み見てなんだけどね。

 【クッキング】ハラモと身は幅1センチ長さ5~7センチに切り、皮目には細かく包丁を入れる。あぶりも手かもね。

 ▼紅ユッケ 焼き肉のタレとゴマ油にまぶすだけでいい。万能ネギとゴマ。卵黄は必。ご飯のお供にもなる。

 ▼白ユッケ ゴマ油、コブだし少々と顆粒(かりゅう)トリガラだし。おろしニンニク、塩、コショウ。万能ネギ、ゴマ。卵黄は好き好きで。

 料理と呼ぶほどではないかもしれん。でもね、手間をかければいいってもんでもない。

 家人は「タチは塩焼きに限る」が口ぐせ。 他の白身には見向きもしないヒメちゃんも、なぜかタチ塩には目がない。そんなネコの舌を味方に、どうせ酒のアテとばかにしていたふう。なのに好奇心からか手を伸ばし「ン、紅も白もいける。ご飯お代わり」。おめでたいねえ、あげるもんか。ヒメ?さすがにまたいでいったさ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船は午前6時。乗合料金1万円(餌付き)。

 ○…船中3冠王が山下拓也さん(53)だ。僕が参考にしたお隣さん本人。早掛け、竿頭(6匹)大物(100センチ)。平塚市在住で「週に1度は通ってくる」常連さん。タチは「10回目」。途中からシャクリを大きく変えたのは「以前釣れない時に試してうまくいったのを思い出した」。引き出しの勝利。

 ○…外道王は下村哲也さん(50)。タチ以外にハモ、ヒラメ、カマスと高級魚ばかり。やはり週一族。この時季は「マグロ狙いでタチは初めて」。武蔵野市吉祥寺のそば屋さんだ。

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